RCCラジオ Canvas

【2018.7/27放送】
西日本豪雨災害から3週間
佐々木さらさん 折出隆幸さん(禅ぱん)

 

今週も、豪雨災害により被害を受けた地域にお住まいの方にスタジオにお越しいただきお話を聞きました。6日夜の状況、被害の様子、この3週間で目にした事、経験した事、そして感じた事、なるべく詳細にお伺いすることを意識し、話を聞きました。

呉市天応にお住まいの佐々木さんは現在RCCラジオでアルバイトをしている大学生。
70年以上天応に暮らしているおばあちゃんとご家族と被災され、床上浸水の被害に遭いました。
はじめの週末は水がひかず土砂かきの作業すら出来なかったとのこと、なにより、あまりの被害の多さにただただ呆然とする思いで何かするにも何も出来なかったと話してくれました。
今回、被災したことで、改めて地域の繋がりの強さを感じたという佐々木さん。
昔からネットワークのひろいおばあちゃんが心強かったこと。それから、土砂に埋もれた車を運び出すとき、地域の祭の神輿をかつぐ際のかけ声を出している場面を目にしたことなど話してくれました。
また、災害後地域間で自然と声がけや挨拶など言葉を交わす景色が増えたということも教えてくれました。

番組の後半は、安芸郡坂町でベーグルとおやつのお店「禅ぱん」を営んでおられる折出隆幸さんに加わっていただきました。
「禅ぱん」さんは、ご自宅、お店の被害はなかったものの、交通網の寸断、渋滞などの影響で大きく客足が途絶え、直接ではないものの、“被災経験”をされています。
豪雨発生から1週間後お店を再開した折出さんは、SNSを使いお店の現状を発信、そこに届いたたくさんの反響に驚いたと言います。
「いま、しんどいんだ」と表に出して発信することは、何か手伝いたいと考えている人に的確な情報となっただけでなく、同じように苦しんでいる方を救う投稿にもなりました。
折出さんからは、今回のような広範囲にわたる災害のなか、自分の辛さを吐き出せない人が多くおられることを指摘していただき、また発信する術の無い方のチカラになりたいとおっしゃっていました。
さらに再開後、お客さまから、「気分転換になった」「日常を感じるきっかけとなった」と声をかけられたそうで改めて自分自身も励まされたと話してくださいました。

これからも長い期間にわたり、災害と日常の狭間で生活をしなければならない方が多くいらっしゃいます。
日々の営みは、人と人とのかかわり合いのなかから生まれていくもの。
大変な状況はつづきます。きっと、埋まらない温度差もあります。6日の夜から、確実に日にちは遠ざかっていきます。
けれど、関わり合うことで、確実に一歩進むし心の距離は縮まる。少なくとも、今回2週にわたってお話を伺ったみなさんとそれからみなさんの暮らす街とご縁をいただいたように思います。
今回繋がったご縁を、番組としても私個人としても長い道程のちいさな一歩として、未来へと繋げていきたいと思いました。

オンエアリスト

  1. You Gotta Be / 大橋トリオ
  2. ブランコ / 星野源
  3. 3HAGANE / 岩崎愛
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