広島民話図書館

「蛤姫(はまぐりひめ)」

今回は、三次の女性が語った記録が残る話です。


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ほかの地域では、「蛤女房」としても語られたようですが
お汁を作るのが上手だ、というエピソードが多く出てきますが
このお話は、少し違っていましたね。


ところで。
この話の元々の語り手の女性は、他にも
「山姥の錦」という話も語っています。

当時のディレクターのメモによると、
松谷みよ子さんの「やまんばのにしき」を読み、
その記憶をもとに語り聞かせたものだ、とのこと。

ありとあらゆるメディアがある現代。
好きな本をネットで見つけて、ポチっとすれば、次の日には手元に本がある。
音声や動画を得る方法もたくさんある。
こんなに便利な世の中ですから、
自分が読んだ絵本の記憶を頼りに、周りの人に語って聞かせるという機会は
なかなか無いように思います。

今の時代は何もかも便利ですが、逆に便利じゃなかった時代の
「身近な人に語って聞かせる」という楽しみ方に、
精神的な豊かさのようなものを感じます。



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