広島民話図書館

「食わず女房」

この「食わず女房」は全国的に伝承されてきた話ではありますが
今回は三原市大和町で採録されたものをもとにご紹介しました。


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きれいなお嫁さんが、蜘蛛のおばけだったとは、、、
お嫁さんがバクバク食べている姿、
想像するだけで、「おおこわ!」な話ですね(笑)

西日本では、お嫁さんは蜘蛛に姿を変えるのが一般的です。
例えば。
「大歳の晩(大晦日)に蜘蛛になって命を取りに行くぞ」と話しているのを
捕まった旦那さんは聞いてしまいます。
逃げ帰って、大歳の晩に待っていると、
囲炉裏にぶら下がる自在鉤から蜘蛛が下がってきたのでほうきで叩き落す。
だから、夜の蜘蛛は忌み嫌われてきたのだ、とする話。
だから、大歳にはほうきを作るようになった、とする話。
だから、大歳には火を焚くものだ、とする話。
地域によってさまざまです。

そして、東日本では、お嫁さんは蜘蛛でなく、鬼や蛇が一般的。
旦那さんが連れ去られようとしたのが5月5日で、
旦那さんが菖蒲とよもぎの草むらに隠れて難を逃れたから、
5月5日には、菖蒲とよもぎを
家の軒先に飾るようになった、とする話もあります。



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