ナチュラリスト読書会


広島で死刑囚の絵画や詩の作品展があり、
死刑制度については、思考を止めずに考えて行こうと思ったとき、
ある人に勧められて読んだ一冊。
被告の死刑はすでに執行済み。
しかし、前代未聞の再審請求審が・・・というストーリー。
手にした瞬間、引き込まれた。
フィクションとは思えない緻密な構成。
この本をきっかけにこんな事実も知る。
飯塚事件(1992年2月20日に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された事件)
裁判官が迷ったというDNA鑑定の評価は、
足利事件で「再鑑定」が決まったのと全く同じMCT118法。
しかし、飯塚事件の容疑者は死刑執行され、
その翌年に足利鑑定がデタラメだったことが発覚。

この本を読んでつくづく思った。
僕ら個人は、
「罪を認めるのは簡単だけど、潔白を証明するのは難しい、
 いや一人では、無理だ。」

             一文字弥太郎



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