ナチュラリスト読書会


当時、付き合っていた女性と「E.T.」を観に行った。
映画館は、満員だった。
彼女はとても感動し、スピルバーグ監督を絶賛。
「どちらかと言えば、JAWSだな」と言った僕に
「そういうところが嫌い」と一言。
まさに、僕はいやな人間だった、反省しかない。

異星人が地球にやってきて、一人取り残されてしまう。
その異星人を少年がかくまうストーリー。
とにかく感動したかった彼女に、僕は不適格だった。

SFやファンタジーの世界では、「ファーストコンタクト」がとても重要だ。
いつも取り上げられるテーマ。
この本は、『ファーストコンタクト』でも特筆される名作だ。
未来なのに、過去を彷彿させ
なにより、出会ってからが哲学的だ。
想像力をたくましくすれば、
この惑星から、本来の哲学や宗教が生まれたのでは?
そんなことを思ってしまう。

1982年。「E.T.」を一緒に観たあとで彼女は・・・
「私、E.T.みたいに、大切にされた気がしないんだけど」と、一言。
そっか。僕は、どんな風に大切にしたらいいかわからなかった。
月まで自転車で走れば、よかったのか?!
今ならできるのだろうか?
宇宙人のように、君を愛すればよかった。

この本を薦めてくれた田村さんに、感謝!

             一文字弥太郎



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