「大学時代、10人以上のコンパは行かない」と決めていました。
別に、コンパは演芸場ではないのだけれど、
モテない僕には「おもしろかったー」と言ってもらえることが唯一の救いだったのです。
だけど10人以上のコンパとなると、いつもよりウケない!
これには理由があります。
10人以上のコンパとなると、仕切り屋=司会役が現れ、
そこに向けて、できるだけ短い言葉で笑いをとらなければならない。
これが僕にはできなかった。
僕はしゃべっている人の反応を見ながら、話題を探すタイプ。
10人以上となると、もうイベント、対パーソナルな展開ではないのです。
コンパの帰り、たったひとりで賀茂川の土手を歩いて行う「ひとり反省会」は、
みじめ・・・でした。
卒業してからも、10人以上集まるパーティ(結婚式や歓送迎会)でスピーチを頼まれるのですが、ことごとく外してきまたした。
だから、決めました。
10人以上集まる「場」では、しゃべらない。そもそもそんな「場」には行かない、と。

ところが最近、『50人から60人集まるある会合で1時間話しをして欲しい』と依頼がありました。もちろん、断ろうと思いましたが、その人は以前 この番組でお世話になった人で・・・義理と人情秤にかけて、ここで断ると縁が切れると思い、引き受けました。
引き受けてから、猛烈に2冊の本を読みました。
どちらも名著です。ぜひ、読んでみてください。

そしてきょう、その会合がありました。とても温かく迎えていただきました。
それなのに・・・太田川の土手を歩き「ひとり反省会」です。
どこまで僕の伝えたいことが伝わったのか?!まったく自信ないです。
本を読み知識を蓄えても、自分の血となり肉となるには、「経験」や「失敗」が必要です。
当たり前ですが、読むだけではだめなのです。
そんなことを実感した夜。
ああ、誰か僕に話し方教室を!!

                一文字弥太郎



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