今週の深堀シャベル


「皮まで食べられる!」…と 話題の “もんげーバナナ”。
農薬や化学肥料を使わず育てられているので 皮まで食べられるのだとか。
皮にはミネラルなど豊富な栄養が含まれているので、
美味しいだけじゃなく、体にも良いそうです。

今回の「深堀シャベル」では、その“もんげーバナナ”を栽培している
岡山市の“D&Tファーム”を訪ね、開発者の田中節三さんに取材しました。



到着早々、噂の“もんげーバナナ”、
そして、試作段階の“もんげーバナナ2”をいただきました!
濃厚な甘味と、絹のようにサッパリした喉越しに
一文字さんも、岡さんも思わず絶叫…「もんげ~~~!」

そもそも、こちらの田中節三さん・・・
農業の専門家ではありませんが、
バナナ好きが高じておよそ40年間、
会社を経営しながら私財を投じてバナナを研究。
失敗を重ねながら たどり着いたのが「凍結解凍覚醒法」。
分かりやすく説明すると・・・
バナナの苗をおよそ180日間かけてマイナス60度までゆっくり冷却。
人工的に苗に氷河期を体験させ、ゆっくり解凍して土に植えるというもの。
こうすると遺伝子情報伝達物質(RNA)が変化し、
熱帯植物の性質がリセット、温帯でも育つ性質に変わるそうです。
だから、寒冷地でもバナナが! しかも、農薬も化学肥料もいらない!
植物のチカラが最大限に発揮され、その地域で果実をつけるのです。

「ここで栽培しているのは、バナナだけじゃないよ!」
田中先生に導かれながら、ファームを探検。
そこで、目にしたのは、岡山とは思えないアドベンチャーワールド…。


ここは、まるで熱帯…!?



たわわに実る“もんげーバナナ”


咲き誇るパッションフルーツの花!


アーモンドも!?


パパイヤも!?


ブルーベリーも!?


鉢で育つパイナップル!?


そのほかにも…
コーヒー豆、カカオ、カシューナッツ、マンゴー、
グァバ、ブラックペッパー、デーツ…などなど
230種類以上という南国生まれの果樹が栽培されています。
「ここって、本当に岡山…?」

この農場の作物は、全て無農薬、化学肥料は使われていません。
それなのに成長が早く、どの果樹もたくさん実をつけるのです。
この農法は、すでに田中先生の想いに共感する生産者の間で
広まっているそうです。
さらに研究が進めば、日本の、そして、世界の農業に
大きな変化をもたらす可能性を秘めています。

今度は農園で収穫したばかりのパイナップルを試食!





「見てあげて! どう? かわいいだろう?」
目を細めながら果樹を愛でる様子は、
まるで、家族や友人に向けた眼差しそのもの…。

今回、およそ4時間に渡ってお話を伺う中、
特に印象的だったのは、田中先生の植物に対する“慈しみ”。
近代以降、大量生産至上主義の中で忘れかけている
「植物と動物の共生」が田中先生の根本に存在しています。

穏やかな木漏れ日が差す 和らぎ空間で、
マイナスイオンを体いっぱいに浴びていると、
植物たちの息遣いが聞こえたような気がしました。

これからも、『週末ナチュラリスト』では、
田中先生への取材を続けて行きたいと思います。

※「深堀シャベル」の模様はラジオクラウドでも聴くことができます。



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