今週の深堀シャベル


今週の深掘りシャベルは、金輪島の慰霊祭について、お送りしました。
金輪島は、広島市南区の宇品沖に浮かぶ小さな島です。
原爆投下直後に、被爆した方およそ500人が運び込まれ、多くの方が亡くなりました。
しかし、慰霊碑が建立されたのは今から20年ほど前。
戦後50年以上が経過していました。

旧陸軍船舶司令部、通称暁部隊の開発拠点があり、
機密を守るために地図から消された島だった金輪島。
慰霊碑を建立したのは、田邉芳郎さんたち、遺族の方でした。

田邉さんは、毎年暑さが落ち着くこの時期に、慰霊祭を行っています。
今年は、暁部隊の軍属として専用艇の修理などをされていた、
岡本教義さんが参列され、当時の様子を語ってくれました。

治療をしたくても、薬も包帯もなく、洗い流すことしかできず、
傷口を覆ってあげることさえもできない。
そんな対応は人間のすることじゃない。
辛い思いを抱え続けていたが、慰霊祭のことを知り、70数年経って初めて金輪島にきた。
遺族の方にお詫びし、島で眠っている御霊にお断り申し上げたい。

当時の様子やご自身の思いを、語ってくれた岡本さん。
今後同じようなことが起こらないように、
引き継いでいってほしいとお話されていました。

事実を知り、伝え続けていくこと。
番組を通して、考えてくださる方が一人でも増えてほしいと願います。




TOP