RCCラジオ ラジプリズム

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  • 2018年06月07日(木)

    木曜日!!


    ジョブプリズム

    第五回ジョブプリズム!「ファッションに関わるお仕事」、特に「デザイナー」について特集!!


    語ってみた。

    今日の「語ってみた」は少女革命ウテナ

    1997年に放送されたテレビアニメ(全39話)幾原邦彦(いくはらくにひこ)さんを中心に新進気鋭のスタッフを中心に制作された、超前衛的な演出と男装の麗人などの宝塚歌劇団を彷彿とさせる不可思議で独特な作品。今なお後のアニメに影響を与えている90年代の化け物作品の1つ。

    【あらすじ】幼い頃に自分を助けてくれた王子様に憧れて、自分も王子様になりたいと思うようになった天上ウテナ。彼女が入学した鳳学園(おおとりがくえん)で「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシーと出会う。エンゲージしたものに「永遠」へと至る「世界を革命する力」を与えるというその「薔薇の花嫁」をかけて戦う生徒会役員たちは、ウテナがかつて王子様から貰ったものと同じ「薔薇の刻印」と呼ばれる指輪を持っていた。ウテナもまたこの決闘ゲームに巻きまれていく……

    ● あまりにも非現実的な決闘シーンこの作品の大きな魅力は「薔薇の花嫁」をめぐって行われる決闘シーン。アクションもさることながら、アンシーの胸から出てくる剣、物理法則を無視したエレベーターやケレン味だらけのおどろおどろしいBGMなど、何もかもが「アニメ」でなければ表現できないモノばかり。これが夢か現実かもわからないまま進む物語の中で、学園で奴隷のように扱われている姫宮アンシーのためにウテナは戦い続けます。この決闘シーンの非現実感の凄さがウテナの話題性の大きな要因です。

    ●メタファー・寓意だらけの考察作品作中で色んな理由からキャラたちが求めて戦う「世界を革命する力」が何なのか、結局説明されない。男性たちと対等に戦う強さを持つウテナも、アンシーというまるでモノの様に扱われる女性像もおそらく男性社会に対しての女性の立ち位置や自立に対してのメタファーだと思うけど、別にそう説明する作品ではなく、見た人が勝手に色々な解釈を与えられる多角的な解釈を与えられる作品。

    ●女性の幸せを男性から切り離した作品「薔薇の花嫁」は、勝利した男性に自由にもののように扱っていいとされる女性。それに抗いながら、男性と対等以上に戦う王子様になろうとしたウテナ。白馬の王子様を求めた時代から、自分自身が王子様になる=主人公として生き方を決めて進むという「新しい女性像」を描こうとした作品。ウテナの影響で、徐々に男性に依存する・お城におしとどめる(結婚)のような恋愛価値観を否定して変化していくアンシー。男性社会が女性に押し付けていた価値観に対して、それだけが本当に幸せの定義?と投げかけた作品だからこそ、20年の時を経て、今なお語り継がれているのでは?

    ★20年の時を経て、#me tooに代表されるように、女性の生き方というのは非常に大きなトピックス。しかしこんなにも遥か前に、斬新な演出でエンタメにしたアニメ。ジャパニメーションの凄さの象徴です。

    OA曲

    ♪VOLT-AGE/Suchmos
    ♪トマレのススメ/駒形友梨

    ≪6月推しプリズム≫
    ♪翼/藍井エイル

    ≪語ってみた「少女革命ウテナ」≫
    ♪輪舞-revolution/奥井雅美

    ≪今週のエンディング曲≫
    ♪灯火のまにまに/東山奈央