にしき堂プレゼンツ ラジオドラマ 広島もみじまんじゅう物語 シナリオ募集

募集していた“あらすじ”が、ついにラジオドラマになりました!

  1. 最優秀賞『おばあちゃんの記し』
    (作)八田 明子
    【放送日】11月30日(土)『週末ナチュラリスト 朝ナマ!』内
  2. ティーンズ作家賞『私たちが友だちになった理由』
    (原作)垣花 恵利奈 (脚色)野津 聖治
    【放送日】11月28日(木)『ラジプリズム』内
  3. 特別番組
    ラジオドラマの文化や特徴を掘り下げながら最優秀賞作品、ティーンズ作家賞作品を再放送。
    (MC)一文字弥太郎、岡 佳奈
    【放送日】12月14日(土)よる8:00~9:00放送

日本放送作家協会60周年記念企画 にしき堂プレゼンツ ラジオドラマ「広島もみじまんじゅう物語」シナリオ募集 最終審査結果発表

最優秀賞、ティーンズ作家賞はRCCラジオスタッフでドラマ化し、
最優秀賞は「週末ナチュラリスト」で、ティーンズ作家賞は「ラジプリズム」で
それぞれ秋ごろの放送を予定しています。

最優秀賞
No.140 神奈川県 八田明子さんの作品 タイトル『おばあちゃんの記し』
あらすじ 吉野翔太は、親戚の中で唯一、祖母・スミにだけ可愛がられ、翔太もスミに懐いていた。しかし、成長するにつれ、翔太はスミの元を訪れなくなっていく。父に言われ、久しぶりに訪ねると、スミは弱っており、翔太を忘れたかのようだった。そこで翔太は、スミの家からあるものを持ち去ってしまうが…
評価コメント 細かい部分にエッセンスが入っている。 物語がうまくまとめられており、最後にほろっとするようなストーリー。 終わり方が切ないので、ぐっと心をつかまれる。 心に訴えるものがあり、それだけで幸せな気分にさせてくれる物語。
ティーンズ作家賞
No.T-3 東京都 垣花恵利奈さんの作品
あらすじ 東京の大学で知り合った東京出身の裕香と広島出身の茉莉。「地元」があることと「都会育ちであること」で、互いをうらやましく思いながらも友人関係を続けていた二人だが、ある時、茉莉は広島に帰省することになる。帰省先の広島から東京に帰って来た茉莉が語ること、そして茉莉の話を聞いた裕香が思いとは…
評価コメント 大学で県外に出ると、広島のことがわかる、という体感が表現された物語。
広島弁など、外から見た広島を浮かび上がらせたい、言葉遊びの作品。
今までは都会に憧れるのが主流だったが、主人公が地方に憧れているのが面白い。
登場人物それぞれの気持ちが伝わってくる話。
にしき堂賞
No.242 広島県の小林浩介さんの作品 タイトル『広島もみじまんじゅう物語』
あらすじ 人と話すのが苦手な僕に声を掛けてくれたのは、学校のムードメーカー、川合由佳だった。 修学旅行先の広島で、川合は“僕”に、割れたガラスが波に削られてできた“シーグラス”を手渡した。亡くなったお父さんに「これから由佳が傷ついたとしても、シーグラスみたいに周りの人たちが丸く磨いてくれるから大丈夫だよ」と教えてくれたと語る川合。さらにお父さんはもみじ饅頭を食べながら、「漉し餡は、粒餡の別の可能性なんだ」と話していたと語る。「粒餡が漉し餡になるかのように、いろんな力が重なって世界は回っている。そう考えると勇気が湧いてくる」僕は、川合のその言葉に、自分を変える勇気をもらった。
評価コメント シーグラスがどんなものか、知らない人には浮かびにくい。
音だけでなく、絵がある方がわかりやすい作品かもしれない。
小説にして書くと、もっときれいなものになるのではないか。
ラジオには難しいかもしれないが、個人的に好きな作品。もっと読んでみたい。
特別賞
No.131 東京都 鈴木さやかさんの作品 タイトル『地球銘菓』
あらすじ 「宇宙人を見たことがある」と言う転校生・タクは、同級生のケンジにUFOを見に行こうと声をかけられる。ケンジの兄が言うには、満月の夜9時に、市民プールにUFOが来るらしい。その夜、宇宙人が好きだというもみじまんじゅうでおびき寄せようと、それぞれあんことチョコレートのもみじまんじゅうを持ち寄った二人。ケンジは、以前粒あんで試したが、うまくいかなかったらしい。宇宙人を待つ間、両親が離婚して祖父母に預けられていることを話すタクを、ケンジは自分なりに慰める。夜も更け、眠ってしまった二人は、不思議な足音にも気づかず…
翌朝探しに来た家族や警察の声で目を覚ますと、用意したもみじまんじゅうはチョコレート味だけが無くなっていた。
評価コメント 宇宙ともみじまんじゅうを結びつける斬新さが光る、SFチックできれいな作品。 ストレートに少年時代がテーマになっていて、絵が浮かびやすい。
ちょっと不思議な終わり方でオチがきれい。 明るく楽しい物語で、音をつけるとより楽しめる作品だと思う。

総評
株式会社にしき堂 代表取締役社長 大谷博国さん 辛口も言ったが、全部よかった。どれを一つ選ぶというのも難しく、みんな思いが入っていて、一生懸命作ってくれているのだと感じた。
広島発の芥川賞・直木賞も出そうな気がしてきて、嬉しいひと時だった。
「ラジプリズム」カンダマサヨシさん ラジオドラマにしたらどれが面白いのか、という単純に物語を評価するだけではない ところに頭を抱えたが、きっと面白い作品になると思う。
今まで聞いたことの無い人にも、こういう形のものがラジオドラマだというのを、これをきっかけに知ってもらいたい。
「一文字弥太郎の週末ナチュラリスト 朝ナマ!」一文字弥太郎さん 笑顔になるドラマをこれから作って、ナチュラリストとラジプリズムで放送するので、楽しみにしておいてほしい。
選ぶことがこんなに大変かと痛感した。

受賞作品決定までのスケジュール

3月30日(土)企画発表・作品募集開始
6月30日(日)作品募集締め切り
7月13日(土)一次審査会(日本放送作家協会・中国支部より5名の皆さん)
7月20日(土)最終審査会(株式会社にしき堂 代表取締役社長 大谷博国さん、 ラジプリズム カンダマサヨシさん、 週末ナチュラリスト 一文字弥太郎さん)

あなたも書ける! ドラマストーリー

『一文字弥太郎の週末ナチュラリスト 朝ナマ!』では、特別コーナー「ラジオドラマへの道」を放送中。
ラジオドラマの人気脚本家・北阪 昌人さんに、ストーリーを創造する楽しさや
初心者でも書けるコツを伺っています。
聴いているうちに・・・ほらっ! 書きたくなったでしょ?

ラジオドラマへの道(ナチュラリストポッドキャスト)

第1回(4月6日)放送
テーマ「ラジオドラマの魅力って?」【ナチュラリストポッドキャスト】>>

第2回(4月13日)放送
テーマ「名前が持つ印象の不思議!」【ナチュラリストポッドキャスト】>>

第3回(4月20日)放送
テーマ「音は映像を連れてくる」【ナチュラリストポッドキャスト】>>

第4回(4月27日)放送
テーマ「主人公の目線を固定する」【ナチュラリストポッドキャスト】>>

第5回(5月4日)放送
テーマ「心をつかむセリフ術」【ナチュラリストポッドキャスト】>>

第6回(5月11日)放送
テーマ「ネタ探しに陥らないためには」【ナチュラリストポッドキャスト】>>

第7回(5月18日)放送
テーマ「ラジオドラマの構成について」【ナチュラリストポッドキャスト】>>

第8回(5月25日)放送
テーマ「ラジオドラマのあらすじのテクニック」【ナチュラリストポッドキャスト】>>

第9回(6月1日)放送
テーマ「ラジオドラマ究極の裏技~パースペクティブの転換」【ナチュラリストポッドキャスト】>>

第10回(6月8日)放送
テーマ「ラジオドラマ脳を鍛える3つのテクニック」【ナチュラリストポッドキャスト】>>

北阪昌人(きたさか・まさと)

『NISSAN あ、安部礼司』(TOKYO FM)、『AKB48の“私たちの物語"』(NHK-FM)など数多くの番組を手がける、現代ラジオドラマ脚本のトップランナー。

北阪さんへの質問は、こちらまで!
『週末ナチュラリスト』専用アドレス asanama@rcc.net

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