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RCCラジオ Canvas

岩竹香織
アシスタント:岩竹香織

広島の最前線で活躍する、
さまざまなジャンルのクリエーターが
金曜日の夜、週代わりでRCCラジオのメインパーソナリティとして登場。
自らの仕事の話、趣味の話、これまでの生き様、好きな音楽など、
クリエーターが白いキャンバスに絵を描くようにお送りする2時間の生放送。
広島の若者たちに
熱いメッセージを届けます。
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東広島市ご出身のライター橋本倫史さんをお迎えしての2時間。
橋本さんが今年に入って刊行された2冊の書籍『ドライブイン探訪』と『市場界隈 那覇市第一牧志公設市場界隈の人々』の話を中心に、取材や書くことへの思いやその姿勢について伺いました。

大好きなロックバンドZAZEN BOYS全国ツアーを原付バイクで追っかけていた時にふと出会ったドライブイン。
原付でまわるうち、実はかなりのドライブインが全国にあることに気づきます。
ご自身ではドライブインを利用した経験はなかったものの、「今、残さねば」と全国のドライブインを取材することを決意されました。
取材する上で、同じドライブインに3度通い、店主の話に耳を傾けた橋本さん。
長い年月、いろんな時代を家族やお客様と共に過ごした時間の長さや変わらず続けてきた日常を書き残すことの重たい責任みたいなものを感じたと取材当時を振り返ってくださいました。
取材を続けるなかで見えてきたのは「働く女性の姿」。戦後の経済成長の中で、一念発起で未経験の飲食店を立ち上げる決意をした夫の側で、必死に働いてきた妻の思いを、たくさん受け取ったそうです。
橋本さんの文章を通じて、前向きに生きてきた家族の姿がまっすぐに伝わってきます。

『市場界隈』は、老朽化のため建て替えが決まり、6月16日に一旦閉じることが決まっている那覇市第一牧志公設市場と、界隈の商店を取材されたもの。
戦後闇市からスタートした歴史ある市場の活気や、そこに働く人々の声が詰まった一冊です。こちらも、同じ場所で毎日店を切り盛りしてきた働く人の歴史が記録されています。
2冊を共通して感じるのは、橋本さんの書く姿勢です。そこにセンチメンタルな表現はなく、あくまで店主と読み手の橋渡し役を徹しているからこそ、橋本さんの「伝えたい」、「残したい」という思いが強く届いてきます。
もともとライターになりたいと思ったことはなかったという橋本さん。
主張したい思いや特別書きたいテーマがなかったからこそ、受け取った言葉を丁寧に書き残すことができているのではないか、とこれまでの仕事についても振り返ってくださいました。
お話を伺っていて、無くなっていくもの、あるいは変化していくものへ向ける丁寧な眼差しを感じ、2時間を終えた後にもずっと心に残りました。

この夏からあらたに取材を始めるというテーマは「ながめる」だそう。
田んぼの真ん中で孫と立っているおじいさんや、椅子を持ってきて海で佇むおばあさん。
日常の中で埋もれてしまいそうな、けれどいつの時代もあったであろうそんな景色こそ、気になるし知りたくなるといいます。
また原付バイクでの橋本さんの取材旅が始まります。

  1. オンエアリスト

    1. TELEVISION / マーキームーン
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