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  5. うどん屋「幅屋」苗代幅健友さん

RCCラジオ Canvas

岩竹香織
アシスタント:岩竹香織

広島の最前線で活躍する、
さまざまなジャンルのクリエーターが
金曜日の夜、週代わりでRCCラジオのメインパーソナリティとして登場。
自らの仕事の話、趣味の話、これまでの生き様、好きな音楽など、
クリエーターが白いキャンバスに絵を描くようにお送りする2時間の生放送。
広島の若者たちに
熱いメッセージを届けます。
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広島市南区皆実町にあるうどんの人気店「幅屋」の店主、苗代幅健友さんをお迎えしました。
埼玉県所沢市ご出身の苗代幅さん。ご実家は「武蔵野うどん」の店を営んでおられたのですが、苗代幅さんが学生の時に選んだのはプロボクサーの道でした。
辰吉丈一郎さんがリングで闘っている姿に魅せられて、ボクシングを習い始めた苗代幅さん。初めてのスパーリングでコテンパンにやられてしまい「絶対に見返してやる!」と持ち前の負けず嫌いを発揮、その後ただただ強くなりたくて必死に練習をし続けたそうです。
初めて相手のパンチをよけられた時の感覚、自分が強くなっていく実感から、気づいたらプロの道を目指していたそうです。
20歳でデビュー戦を迎え、見事勝利を収めます。KOで勝った時の喜び、命がけで努力した経験、勝ったからこそ見えた景色、、。
今に続くいい経験になったと当時のことをお話していただきました。

苗代幅さんがうどんの道に進むきっかけは、「讃岐うどん」との出会いでした。
これまでお父さんの作る「武蔵野うどん」で育った苗代幅さんにとって、讃岐のうどんは全くの別物だったそう。
そのコシや瀬戸内海独特のいりこ出汁に衝撃を受けた苗代幅さんは、讃岐うどんの店で修行、自分なりの美味しさを極めるようになりました。

現在、苗代幅さんが最もこだわっているのは出汁。ご自身がスーパーで出汁パックを買う時に買いたいと思えるものがなく、ならばと自分で出汁パックを作ったのがきっかけで、今では出汁のワークショップを行うようにもなりました。
自分の味を模索しているとき、たまたまテレビで触れた枯山水の庭作りの話と、こちらもたまたま出会うことのできた竹鶴酒造の石川達也杜氏。
何かを足していくのではなく、「いかに引いていくか」。その精神は、幅屋のうどん作り、出汁作りに大きな影響を与えていると大切な出会いについても丁寧に語ってくださいました。
旨味の役割。出汁の役割。安心できる美味しさこそが、出汁が表現できるものだとお話いただいた苗代幅さんの眼差しはどこまでもまっすぐで濁りなく、美しい幅屋のうどん出汁そのものだなと腑に落ちたし、改めてその姿勢に感動しました。

実はお父さんからうどん作りを習ったことはないという苗代幅さん。
けれど、無意識にお父さんの背中を見て育っていたと気づくことができたと、奥様の故郷であった広島でお店を始めてからの8年間を振り返り、家族への思いとともに、2時間を締めくくっていただきました。

  1. オンエアリスト

    1. One more time one more chance/ 山崎まさよし
    2. 黄金の月 / スガシカオ
    3. Breakdown / Jack Johnson
    4. 琥珀色の街、上海蟹の朝 / くるり
    5. 家族の風景

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