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週末プラスα

2012年

5月11日(金)

5月初旬あまい香りに包まれる城下町 萩市(山口)

5月の初旬、ちょうどこのころに甘い香りに包まれる城下町があります。
その香りとは、夏みかん。そしてその城下町とは、山口県の萩。

毎年、5月上旬から中旬頃に、夏みかんが白い小さな花を咲かせ「初夏の萩」を甘い香りで町を包んでいます。

実は、この夏みかんを日本で最初に経済栽培したのが、萩市です。
明治維新のあと、職を失った武士への救済措置として夏みかんの栽培が奨励されたことが始まりで、城下町全体が夏みかん畑に変貌しました。
ですから、開花時の5月のこのころには、萩中に夏みかんの花のかおりが漂っています。この城下町の夏みかんの花のかおりは、環境省選定「かおり風景100選」にも選ばれてるんですって!

夏みかんの収穫も、ちょうどこの時期で、収穫前の黄色い大きな実と白い花を一緒に付けた木や、収穫が済んで実を一つか二つ残し、白い花ばかりの木など、畑によって色々。
自宅前で袋に入れた夏みかんを売ってる光景も、この時期ならではです。
城下町の白壁や武家屋敷の土塀からのぞく夏みかんは、その時代の名残とともに萩の情緒を感じさせてくれる風景となっています。

ちなみに、山口県のガードレールの多くが黄色いのは、昭和38年の山口国体のときに、この名産の夏みかんの色に由来して塗り替えられたためなんですよ!

そして、萩は、多くの歴史上の人物も誕生しています。中でも、最近人気上昇中なのが、幕末の英雄・高杉晋作です。
高杉晋作の展示の拠点となる萩博物館の伊藤靖子さんにお話をうかがいました。

  • 高杉晋作資料室があり、一生がわかる展示としている。展示鑑賞後、誕生地を散策する方も多い。
    昨年、青年時の銅像が完成し、人気をさらに上げた。若くして夢半ばで亡くなった高杉を慕う人は多い。

こちら萩博物館は、高杉晋作だけでなく、萩の歴史がつまった博物館です。
1604年に毛利輝元が萩城を築いてから、明治をかけての自然や歴史、民俗、文化などを学ぶ事ができます。
甘い香りに包まれて、萩の歴史と文化にふれながら、美しい白壁の城下町を巡る。 この時期だけの楽しみ方です。

アクセス:中国自動車美祢東ジャンクションから小郡・萩道路を通って、絵堂インターチェンジへ。インターを降りてからは、およそ25分での到着です。