NEXCO西日本 Drive.Escort

週末プラスα

2013年

3月22日(金)

Drive.Escor t~春のドライブスペシャル~ 2013年3月22日「牛窓 編」

今回の旅は岡山方面へドライブしています。先週から日本のエーゲ海、牛窓を訪れていますが、今週はその牛窓で、岡山の有名な陶器、「備前焼」に出会ってきました。

山陽自動車道早島インターチェンジからおよそ1時間。牛窓町にある一軒家を改装した素敵な佇まいの「ギャラリー若宮」では、備前焼を買うことはもちろん土ひねりを体験して自分の作品を作ることも出来る場所です。まずは基本的な事をこちらの太田広子さんに教えてもらいました。

  • 備前焼ってどういうもの?→一番大きな特徴は釉薬をつかわない、そして松の割り木を使って登り窯で何日も炊く、同じ模様がないのが特徴。灰がどうあたってどう溶けるかで模様が違う。前の窯でここに入れたからといって入れても絶対同じ焼き色は出てこないし、世界にひとつの焼き色となります。

古くから伝わる日本六古窯のひとつとされ、その歴史は1000年を超えると言われる備前焼ですが、製作工程の中で陶器を藁で包んだり、松の割り木の灰が付着する事で独特の模様がついていきます。その模様は窯から出してみないと、どうなるか分からないし、もう一度同じ模様を作ろうと思っても出来ない、という事に神秘的なものを感じませんか?
さて、この備前焼、どんな事に使われる陶器なんでしょうか?太田さんに聞いてみました。

  • 江戸時代はすり鉢や徳利など雑器が専門だったのが千利休など茶人によって茶器などが増えてきました。今はさまざま。使い勝手は?→結構硬いです。遠赤外線効果でお酒もまろやか、ビールもクリーミーな泡立ち、それからお花が長持ちします。

深い赤色が特徴的な備前焼は、食事に使ってもお花に使ってもどっしりとした存在感があります。そして、遠赤外線効果でお水やお酒もまろやかになるということで、家での晩酌にはかかせない、という方も多いそうですよ。こちらのギャラリー若宮では伝統工芸士である太田富夫さんをはじめとして一家で作品を作られているということで、ギャラリーでは様々な作品を見ることが出来ました。また、このギャラリーの隣には備前焼を焼く「登り窯」があるということで、こちらも見せてもらいました。

  • 窯すごいですね。これ何度くらいに?→だいたい1250度くらいを12日間かけて炊く。
    窯詰めに一週間かかる。釉薬をかけないので藁をかけたり重ねたりで一週間。それから12日間炊いて10日蓋をして冷まします。だから最初のほうが火は低くても人間はいる。
    労力がすごいんですね。

登り窯の隣には大量の松の割り木が保存してあったんですが、1週間の窯詰めの後それらを使って12日間も窯に付きっきりで火を見守っていないといけないということで、その製作がいかに大変か、備前焼の価値を改めて知ることが出来ました。せっかくドライブに出かけたなら、その土地でしか知ることが出来ない事を体験するのもいいですよね。

【交通アクセス】
備前焼ギャラリー若宮は山陽自動車道早島インターチェンジを降りて牛窓方面へ。およそ1時間での到着です。