NEXCO西日本 Drive.Escort

週末プラスα

2014年

3月14日(金)

Drive.Escort ~春のドライブスペシャル~  2014年3月14日 「山口・周防大島 編」

ドライブエスコートは週末を迎えるのがチョッピリ楽しくなる10分間。
いつもは中国地方のおすすめドライブスポットを紹介しているこの番組ですが今月は、「春のドライブスペシャル」と題して、私がオススメするドライブスポットやサービスエリアを「一緒に旅する」気分で、紹介していきます。お楽しみに!

image さて、今回の旅は山口県周防大島方面へドライブしています。周防大島といえば海に囲まれていて、お魚の美味しい所なんですが、ここでしか食べられないちょっと変わったお鍋「みかん鍋」があるということで、その味を確かめに行ってきました!

みかん鍋は今から7年前、大島全体で行われたイベントで「振る舞い鍋をしよう!」という事になり生まれた鍋なんですが、島の特産のみかんを始めとした島の魅力がたくさん詰まった鍋なんです。ということで島内の宿泊施設や食事処でみかん鍋が提供されているんですが、私が向かったのは周防大島の中にある道の駅サザンセトとうわの真向かいにある「お食事処 慶(けい)」。いかにも魚がうまいっ!という感じのお店なでなんですが、こちらの大将、江本慶一郎さんにいろいろ教えてもらいました。
まず「みかん鍋」と呼べるには4つの決まりがある、という事なんですが、それは一体何なんでしょうか?

image 江)まず焼き印のついた「みかん」が入っていること。それから「みかん白玉」みかんの絞り汁と白玉を混ぜたもの、そしてみかんの皮を練り込んだ「みかんつみれ」。皮を小さく刻んで大島の地魚と練り込んであります。更に柚子胡椒ならぬ「みかん胡椒」この4つが入って「みかん鍋」と言っています。
森)ちゃんとルールがあるんですね。

そう!これでもか!というくらい「みかん」にこだわったお鍋なんです。一番に目をひくのがまるごと入った焼印入りみかんなんですが、こちらは鍋専用のみかんとして農家の方に作ってもらっている安心安全にこだわったもので、最初にお鍋から取り出して冷ましつつ、お寿司で言う「ガリ」のように箸休めに食べていくんだそうです。これらの他にも大島の地魚や穴子、貝、エビ、野菜がたっぷり入った豪華なみかん鍋。さっそくいただいてみました!

森)まずはつみれから。。。。魚の旨味はもちろん、さわやかな風味が。
江)魚の旨味を邪魔せずに爽やかな香りを楽しんでもらえます。
森)それからみかん胡椒っていうのがあるんですね。野菜と一緒に食べてみよう。うん。
辛すぎない!まるごとみかんはそのまま・・・ん?!美味しい!甘い!やわらかい!
一番みかんを感じられますね。うわ~面白い!

そうなんです。面白いんです!みかんとお鍋が一見、合うのかな?と思うんですが、これが想像を越えていく美味しさなんですよね~。みかん胡椒のピリッとした感じが食欲をそそりますし、まるごとみかんの甘みと爽やかさで、また他の具が食べたくなるという、よく出来たお鍋なんです。このみかん鍋で周防大島がみかんの産地ということが更に全国に知れ渡った、というのも納得出来ますよね。

更に!これで終わりじゃありません。
鍋といえば締めも気になりますが、みかん鍋は最後まで工夫された凄いお鍋なんです。それがこちら!

image 江)鍋を食べ終わった後の雑炊がみかんを見立てた「みかん雑炊」!この鍋をみかんに見立てて、卵を黄身と白身に分けまして、白身は泡立ててメレンゲ状にして、これをみかんの繊維に見立ててご飯の上に乗せて、その上に黄身をかけて、更に真ん中にネギを乗せるとまさにみかん!なんです。
森)ヘタのところを上から見たような状態を鍋の中に再現するということですね。
フワフワのメレンゲとご飯がマッチして女性の方にも大人気。そこまで含めてのみかん鍋なんですね。

これも一見の価値あり!そして不思議な触感も味わう価値あり!です。本当に今までに見たことのないお鍋の締めを味わえますよ。ただ!こちらのみかん鍋、食べられるのはみかんの旬の時期である11月から3月いっぱいまで!つまりもう少しです。
体験したい方はお早めに!!食べた方も、また今年の冬を心待ちにしましょうね♪

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それでは交通アクセスです。みかん鍋が楽しめる「お食事処 慶」は山陽自動車道玖珂インターチェンジを降りて、およそ1時間での到着です。道の駅サザンセトとうわを目印にお越しください!