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週末プラスα

2015年

3月20日(金)

Drive.Escort ~春のドライブスペシャル~  2015年 3月20日 「広島・三次 編」

いつもは中国地方のおすすめドライブスポットを紹介しているこの番組ですが
今月は、「春のドライブスペシャル」と題して、私がオススメするドライブスポットやサービスエリアを「一緒に旅する」気分で、紹介していきます。

さて、今回の旅は広島県三次方面へドライブしています。いよいよあさって3月22日、中国横断自動車道尾道松江線、愛称「中国やまなみ街道」が全線開通します。これでもっと便利にドライブが出来ると思うと今からワクワクしてきますよね!今月紹介している三次も、この沿線にある場所なので、よければ旅の参考にしてくださいね。

ということで、今回向かったのは三次市東酒屋町にある奥田元宋小由女美術館。
とっても魅力的で、これからの季節、春の陽気を感じながら訪れていただきたいスポットなんです。

さっそく奥田元宋小由女美術館の学芸員・永井明生さんに、どんな所なのか教えてもらいました。

永井)平成18年4月に開館して今年で10週年を迎えます。三次市出身の日本画家・奥田元宋と妻で人形作家の奥田小由女、2人の代表作が並ぶ夫婦の美術館。全国的に珍しい。2人ともとても優しいが奥田元宋は雄大で迫力のある風景画を、小由女さんは非常に優しい雰囲気の女性像を作られある意味、対照的な優美な人形の世界を展開されています。

ということで、三次にゆかりある芸術家のご夫婦の美術館なんですが、奥田元宋さんは「元宋の赤」と呼ばれる様々な赤色を塗り重ねる迫力ある色使いが特徴的で、その一方「月」をモチーフにしたり「滝」がよく描かれたりと、展示されている作品を見つめていると、その世界にどんどんと引き込まれてしまいます。遠くから見るのと近くから見るのでは、また印象が全然違って面白いんですよねぇ。そして奥田元宋小由女美術館では代名詞にもなっている「月」を使って、こんな素敵な演出がされているんです!

永井)ちょうど真東に向かう形でロビーの景観が設計されていて、手前に池、その向こうになだらかな山がある借景のような景色を眺められる。東を向いているので、時期時間があえばきれいな満月が山の向こうから浮かぶ。それを楽しんでいただこうと満月の日には夜の9時まで夜間開館をしている。全国でもここだけ。建物も柳澤貴彦さんが設計していて、建物自体が三次の自然と融合・調和するようなコンセプトで作られている。建物と見える景色もひとつの芸術作品のように捉えることも出来ると思います。

もう「日本一月がきれいに見える美術館」と言っても過言ではないと思います。私も実際に見たことがあるんですが、本当に絵を切り取ったようで素敵でした。満月のために夜まで開館しているというのもロマンチックですよね!是非、満月の日を調べてお出かけしてみてくださいね。さて、そんな奥田元宋小由女美術館ですが、今年で10周年を迎えるということで、いろんな企画が予定されているそうです。引き続き永井さんに教えてもらいました。

永井)4月からは川合玉堂という風景画家の大規模な回顧展。それに続きポール・ゴーギャンの展覧会やフィンランドの女流画家のヘレンシャルフベックという日本で初めて大規模に取り上げる企画も準備しています。
森本)10周年ならではのメモリアルなイヤーになりそうですね。
永井)そうですね。是非たくさんの方に来ていただきたいですね。

こちらの美術館は建物の造りも特徴的ですし、「ここだけでしか」見れない作品や企画展が盛りだくさんということで、三次に立ち寄った際は目的地のひとつとして入れておくことをオススメします!ゆったりとした時間が過ごせますよ。

交通アクセス
三次市東酒屋町にある奥田元宋小由女美術館へは中国自動車道三次インターチェンジからはおよそ5分で、中国横断自動車道 尾道松江線・三次東インターチェンジからは、およそ15分での到着です。