10回目は、
広島中央通り 香月産婦人科の 生殖医療部部長 楠田朋代先生に
「プレコンセプションケア」について、伺いました。
聞き慣れない言葉、何回も噛んじゃいましたが、、笑笑
医学生のときに体外受精の治療を見て、細胞が人になっていく神秘に感激し、
生殖医療の専門医になったという楠田先生。
近年、オランダでの研究で戦争などで妊婦さんが飢餓状態に置かれると
生まれた赤ちゃんは成人後に高血圧、糖尿病、高脂血症、精神疾患など
さまざまな病気のリスクが上昇するということがわかってきたそうです。
大人になってからも妊娠前の母親の健康状態が関係してくるなんて本当に驚きました。
楠田先生いわく妊娠を考えるなら
たばこはやめ、
アルコールやカフェインはほどほどに、太りすぎ、やせすぎに注意!
そして適度な運動を週150分。
特に摂取すべき栄養素は、葉酸とビタミンDを妊娠の3か月前から
1日の640μとることをすすめていらっしゃるそうです。
男性も例えば育毛剤!
男性ホルモンを抑える作用を持つ薬の影響は大きいそうです。
さらに精巣の機能は熱に弱いので、長時間のサウナ、高温のお風呂も要注意。
膝の上でのパソコン作業、携帯電話をポケットに入れたままも避けて欲しいと
アドバイスするそうです。
あまり神経質になりすぎて、ストレスになってはいけませんが、
ご夫婦の問題なので、ご夫婦で同じ方向を見て取り組んでいただきたいと
おっしゃっていました。
よりよい出産のためには
妊娠の前からお2人の健康状態を良好に保つことが大切!
ぜひ参考にしてみて下さいね。