13回目は、
藤東クリニック 藤東淳也(あつや)院長 に
子宮頸がん検診はどうして20代で必要なの?
をテーマにお話を伺いました。
子宮頸がんは
ヒトパピローマウイルスというウイルス感染が
原因であるとはっきりと分かっています。
感染するのはよくあることで、
自然に治ることもあるのですが、癌化し、
自覚症状のないまま放置していれば、生命にかかわる病気です。
そして大きな特徴として
発症年齢が若いことがあります。
つまり、妊娠、出産と同じ時期であるということが問題で、
子宮頸がんと診断されても、初期段階で発見されれば、
がん組織だけを取り除く円錐切除術、
レーザーで焼くなどの治療をし、
治療後の妊娠も可能ですが、がんの進行が進むほど、
治療法の選択肢は少なくなるのだそうです。
さらに、子宮頸がんのがんになる前の段階
「前がん病変」は見つけやすく子宮頸がん検診をしていれば、
高い可能性で発見することができるそうです。
このような理由から
20代から子宮頸がん検診をうけてほしいとのことなんですが、
残念ながら受診率は低いとのこと…。
藤東先生曰く
「子宮頸がんが問題になっているのは、世界でも日本だけです。
オーストラリアでは子宮頸がんは撲滅寸前といわれています。
今年、新しいワクチンが認可されました
検査の痛みはさほど強くなく、時間もそれほどかかりません。
ぜひ検診を受けていただきたいですね」と
おっしゃっていました。
自分の身は自分で守る!
20代のうちからしっかり考えてみて下さいね!