松本裕見子のDearWoman

フリースタイル出産って?


14回目は、
広島中央通り香月産婦人科 看護部 
助産師 増田かなえさんです。
「助産師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、
産婦さんに主体的にかかわり、妊娠中や出産後、新生児への
保険指導をするお仕事です。

なぜ増田さんはなぜ助産師になったのか?
お聞きしました。お母様が看護師だった影響もあって、
看護大学へ進んだ増田さんは
看護の実習初日に出産を見たとき、
「見つけた!」と思ったそうです。

「助産師になりたい!」という思いから
看護大学を卒業後、京都にある助産師になれる専門学校で学び、
実習先の病院で、院内助産を経験、
フリースタイル出産に出会います。

フリースタイル出産とは、分娩台の上ではなく
自由な姿勢で過ごしながら出産すること。

例えば
四つん這いで出産に臨まれて、
生まれる時に膝立ちになる出産だと、
赤ちゃんは産道をおなか側を向いて降りてくるので、
出てきた瞬間にお母さんと向い合い、
お互い顔を見合わせる、その瞬間がなんとも感動的だと
増田さんはおっしゃいます。

他にも立って出産された方や、
動き回りながら出産をされた方もいるそうです。
痛みを紛らわすことができ、楽な体勢で出産に臨むことで、
妊婦さんのメンタルの負担も軽減することもあるそうです。
もちろん動いてしまうので
検査器具が外れるなどのデメリットもあるということですが、
フリースタイル出産という選択肢があることを
知って欲しいということでした。

日々、妊婦さんに寄り添い、その人にとって
1番いい出産を考える助産師さん
増田さんのお話に心強く、
あたたかい気持ちになりました。





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