17回目は、
藤東クリニック 藤東淳也院長です。
女性にとって悩みの多い生理の問題についてききました。
生理が3か月以上ない無月経、
生理がたびたび月経くる頻発月経、
生理期間が長すぎる過長月経、
量が多すぎる過多月経など、さまざまな生理不順がありますが、
放っておくと将来、不妊や妊娠中のトラブルが考えられます。
また生理痛を放っておくと、
激しい痛みを伴う子宮内膜症のリスクが高くなります。
藤東先生によると
今、この子宮内膜症が増えているそうです。
その原因としては現代女性は昔よりも初潮が早まり、
月経が遅くまであるのと妊娠の回数も減っていることから、
生理のたび、子宮内膜がはがされ、その回数が多いほど、
子宮内膜症のリスクが高くなると考えられています。
排卵を抑え、月経量を減らす低用量ピルや、
内膜の増殖を抑えるホルモン治療薬などがありますが、
すぐに妊娠を望む女性には向きません。
生理不順は、ご本人の生活の質はもちろん、
妊娠出産にかかわることですから
生理がちゃんと来ているかを自分で把握することが大事です。
月に1回きているかどうか、それがつらくないかどうかなどを
確認してみること
お子さんが小さい場合は、親御さんでも気にかけてあげることが
大切ですね。
多くの女性が付き合っていかなければならない生理の問題…。
オリンピックを目指すアスリート育成場面でも
最近は生理をきちんと把握するようになってきたそうです!
痛みや不快感を我慢せず
異常を感じたら早めに婦人科を受診しましょうね。