松本裕見子のDearWoman


24回目は、
土谷総合病院 小児科 田原昌博先生に
妊娠中の食事について聞きました。

妊娠中には肉、魚、卵、大豆などの蛋白質や、
鉄分やカルシウム、ビタミンDなどの摂取が大切です。

そしてほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜や
果物に多く含まれている葉酸も
脳や脊髄などの神経管の形成にとって重要な物質と
いわれています。

逆に生ハムやナチュラルチーズといった生ものは、
リステリア菌の感染の可能性があり、
妊娠中は抵抗が弱くなっているので
感染すると、流産や早産、死産の原因に
なることがあると言われています。
アルコールも習慣的に飲み続けていると
胎児性アルコール症候群といって、
低体重、脳障害、顔面奇形などがみられることが
あるそうです。

コーヒー、紅茶などに含まれるカフェインも
大量に飲んでいると
赤ちゃんの発育が悪くなることがあるので、
1日1~2杯程度にしておくのが無難と言われてあたます。
また最近ではポリフェノールに注意と言われるようになりました。
ポリフェノールは、抗酸化作用があり、
妊婦のむくみにもいいと言われていますが、
妊娠後期(8カ月以降)に大量に取り続けると、
胎児の循環に必要な動脈管という管が収縮したり、閉鎖してしまう
「胎児動脈管早期収縮」を引き起こす可能性があるということが
わかってきました。

妊娠中は普段の食事を
バランスよく食べることをベースに、
今までより少しだけ口にするものに
意識を向けるようにしましょうと田原先生。

さらに田原先生は、幻冬舎から、
電子書籍「たすき」を発刊されました。
臓器移植をテーマにした小説で
臓器提供側も受ける側の思いも書かれていて、
移植医療について考えるきっかけの一つになればいいなと
おっしゃっていました。

現場を知る田原先生ならではの視点で
私も興味深く読ませて頂きました。





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