44回目は、
鼻岡けいこ皮膚科クリニック院長の鼻岡佳子先生に
お越しいただきました。
鼻岡先生は、医学博士、皮膚科専門医、アレルギー専門医、
そして広島県で唯一の、
美容皮膚科・レーザー指導専門医でもいらっしゃいます。
今回は「あざ」について教えて頂きました。
あざには種類があり、
大きくわけると赤いあざと黒や青いあざがあるそうです。
赤いあざには毛細血管レベルで血管が異常に増えている単純性血管腫や
未熟な毛細血管が増殖してあらわれ見た目がいちごのような外観から
いちご状血管腫とも呼ばれる乳児血管腫があります。
黒い・青いあざには、顔に出る黒いあざ太田母斑や蒙古斑、
皮膚の色をつくるメラニンが皮膚の浅いところに増えて出来る
茶色っぽい扁平母班があります。
私たちがよくきく蒙古斑は、赤ちゃんのお尻などにあり、
通常は成長とともに消えるものですが、全身にあったり、
大人になっても消えず、本人の悩みになったりする場合もあるそうです。
赤ちゃんにあざがあると、乳児検査で皮膚科の受診をすすめられると思いますが、
できるだけ早い段階で治療することが、あざをキレイにするポイントだそうです。
レーザー治療は新生児、乳児から治療が可能で、早期治療ほど、
治療回数が少なく治療効果がよいという症例が多くあるので、
さまざまなアザも治療出来ることをみなさんに知ってほしいと
鼻岡先生はおっしゃいます。
そして今、マスク生活によるニキビも増えているそうです
マスクの中は、温度・湿度が高く、雑菌が繁殖しやすい状態。
帰宅したらマスクを外して顔を洗い、皮膚を清潔に保つこと。
すべての年齢の方に、健やかな肌を!
皮膚のお悩みがあれば、できるだけ早い段階で
皮膚科に相談してくださいね。