松本裕見子のDearWoman

不妊治療の保険適用について


57回目は、
広島中央通り 香月産婦人科の生殖医療科部長 楠田朋代先生です。
今回のテーマは2022年4月からスタートした
「不妊治療の保険適用について」です。

わ令和2年の菅内閣の決定によって進められてきた不妊治療の保険適用が、
令和4年4月から始まりました。
一般不妊治療である、排卵日を特定して、
その時に性交渉を行う「タイミング法」は もともと保険適用でしたが、
このたび「人工授精」が全面的に保険適用に生殖補助医療である、
体外受精、顕微授精も条件付きで適用に。
さらに、男性の不妊の手術も今回、保険適用となりました。
どの治療も数十万円するものですので、受ける側の負担は
これまでより少なくてすむことになりそうです。

ただしさまざまな条件はあります。
体外受精では治療開始時の年齢が40歳未満の方は合計6回まで、
40歳以上43歳未満の方は合計3回までとなります。
注意にしたいのは、まだ先進医療として認められていない
審議中の治療です。
移植前細胞をとって確認する「着床前検査」などは
先進医療に認定するかを審議中のため、保険制度との併用ができません。
一緒に行った場合、ベースの不妊治療である体外受精も
保険適用外となり、すべての治療が自費診療となるんだそうです。

こうした治療も将来的には先進医療と認定されれば、
保険適用となるかもしれません。
先進医療は随時追加されることもありますし、
しっかりと患者様にご説明しますのでご安心くださいと楠田先生。
厚生労働省や県ホームページなどで先進医療の審議で
随時発表されているそうです。
保険適用で少しハードルの下がったように感じる不妊治療ですが、
専門のクリニックで相談して
自分自身で納得して進めることが大切ですね。





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