94回目は、
美容皮膚科 エルムクリニック広島院 看護師の藤井美沙希さんに
お越しいただきまして、今話題の「アートメイク」について教えて頂きました。
一言でいうと、水や汗で落ちないメイク!
皮膚の表皮と真皮の間、真皮層に、色素を定着させていく医療行為で、
眉、リップ、アイラインなど様々なお顔のパーツに、施術することができます。
例えば眉毛のアートメイクにいらっしゃったら
まず、施術を始める前に、十分なカウンセリングをして眉のデザインを決め、
骨格や肌色などさまざまな診断基準によって、
患者様びご希望のデザインを決めていきます。
そして、皮膚のごく浅い層:真皮層に色素を定着させていくため
小さな針のようなメスを入れるのですが、
表面麻酔をしますし、傷口に浸透する二次麻酔も使うので、
個人差はありますが思ったより痛くないと言ってくださる患者さんが多いそうです。
描き方も
「毛並み」では1本1本毛を書き足して、
眉毛が生えているかのような仕上がりになり、
「パウダーブロー」ではパウダーでメイクをしているような
仕上がりになるんだとか。
本当に眉毛が薄くてなやんでいらっしゃる患者様や、
無毛症・脱毛症のような、皮膚疾患で眉毛がなくて
なやんでいらっしゃる方もいます。
そんな皆様のお悩みにも寄り添える技術として、最近注目されているそうです。
「自分が4年前にアートメイクを始めたときとは、
薬品も道具もすっかり違うので驚きます。
特に、このコロナによるマスク生活になって、
需要はとても高まり「自分に似合う眉」が求められる時代になったと感じますね」と
藤井さん。
日々切磋琢磨して、技術を磨いてらっしゃる様子。
しっかり伝わってきました。
まさに日進月歩の業界なんですね。