松本裕見子のDearWoman

親子で性教育


101回目は、
広島中央通り 香月産婦人科 周産期部 助産師 
増田かなえさんにお越しいただきました。

助産師をしながら、
マタニティーコーチングアドバイザーとして、
親子向けの性教育教室を始められたそうです。
日本には性にまつわることは
恥ずかしい、タブー、人前で口にしないというイメージがありますよね。

増田さんもお子さんを含めた家族の立ち合い出産の時に
子どもに見せて大丈夫?とか、恥ずかしいと言う方が多いことに
驚いたそうです。
でも実際には、子どもは大人が思っているような反応はしてなくて、
お産を見たお子さんは、なんだか誇らし気な印象すらうけたんだとか、、
日本の性に対する認識がもっとポジティブになったらいいなと
活動をしているそうです。

例えば、生理のとらえ方も
使用済みの生理用ナプキンのことを「汚物」と呼んだりしますが、
生理は汚いものではありませんし、
女性にとって健康状態が分かる大切なものでもあります。
大人の口からでてくる言葉が変われば
子どもが受け取る印象が変わると思います。

最近よく言われるプライベートゾーン。
水着で隠れる部位のことで
大事なところだから、見せたり触らせたりしてはいけないし
命が生まれてくる性にかかわるところで大事だよって
伝え方をしているそうです。
口も性被害に遭う場所ですから、
プライベートゾーンとして伝えることも大切です。

セクシュアルマイノリティーについても
今も小学生1クラス3人はいると言われていますし、
心と体の性は必ず一致しないことを小さいときから
知っておいてほしいですねと増田さん。
人と人は違って、いろんな家族があって、
いろんな形があることを社会全体が知っていくことを
もっと話せるといいなと改めて思いました。






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