松本裕見子のDearWoman

「SDGsと産婦人科」について


104回目は、
産科・婦人科 藤東クリニック 藤東淳也院長 です。
「SDGsと産婦人科」について伺いました。
SDGsと医療はかかわりが深く、2030年までに世界の妊産婦の死亡率を、
出生10万人あたり70人未満に削減すること、
新生児死亡率を少なくすることなどをターゲットとしています。

日本の新生児死亡率は1人未満、割合は0.1%です。
世界で最も低い数値とも言われていますが、
妊娠や子育てで、仕事内容やキャリアアップ、
継続がうまくいかないなど。
仕事を犠牲にしている場面があるかもしれません。

SDGsは単に目標を達成できるかどうかをみるのではなく、
目標に付随した男女協働についてなどの社会問題、
生活を維持するための環境問題も考えていくことなんだそうです。

例えばつわり、貧血、めまい、腹部緊張感、腹痛、むくみ、
手や手首の痛み、全身倦怠感、動悸、頭痛など。
これらの症状がみられたら、事業者は何等かの対処を
しなければなりません。

がしかし、本人も申し訳ないと思ったり、
職場も迷惑だと思っていたり、双方に違和感があるということは、
ジェンダー平等ではないということですよね。
こういった点は、
日本は妊産婦死亡率や新生児死亡率の目標は達成していても、
まだまだ遅れているところかなと思います。
つらいなら休めばいいし、やすむことは当たり前なんです。
それを認知できる社会であるべきですよね。

こんなふうにSDGsを 
考えるきっかけにしていただけたらいいなと思いますと藤東先生。
SDGsって、なんだか自分事ではないようでも、
その17の目標は、誰かの何かにかかわっているはずなんですね。
一人ひとりが身の回りで、
できることを何か見つけていければいいですね。





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