松本裕見子のDearWoman

アニマルセラピーについて


113回目は、
産科・婦人科 藤東クリニック 藤東猶也副院長 に
お越しいただきました。
今回のテーマは「アニマルセラピー」。

私もミニチュアダックスフンドを飼っていますし、
藤東先生もマルプーという、マルチーズとプードルのミックス犬を
2匹飼っていらっしゃるので、
動物の癒しをお互いに実生活でも感じるという話になりましたが
実は、妊娠中はストレスを感じやすく
気分の変調が起こりやすい時期なので
そういう時にペットが気分を
落ち着かせてくれるかもしれませんと藤東先生。

「日本アニマルセラピー協会」のホームページによると、
古代ローマ時代、負傷した兵士のリハビリに
馬を用いたと記録されています。
実際に医療現場や福祉施設でも動物は活躍しているそうで、
高齢者施設や病院、障害者施設、学校などで癒しを届けています。

妊娠中もですが
女性はホルモンの変化が大きく、その影響で気分が落ち込んだり、
やる気が出ないということもあります。
動物と触れ合うことで活力が出るということもあるかもしれません

ただし、妊娠中に動物と触れ合う時、
気をつけてほしいのは
特に猫の糞尿に接触することによって感染する
トキソプラズマです。
妊婦さんが感染しても、本人が重症化することは
ほとんどないのですが
まれに胎盤を通じておなかの赤ちゃんに感染する可能性があり
「先天性トキソプラズマ症」を発症することがあります。

正しい知識があれば、それほど怖い病気ではないそうですが、
触った後はしっかり手を洗う、排泄物に触らないなど注意しましょう。
セラピーは単なる癒しだけでなく治療や療法という意味もあります。
妊娠期は少し注意をしながら、
ペットとともに楽しい妊娠時期を過ごすのもいいかもしれませんね。






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