114回目は、
広島市西区己斐 香月産婦人科 山崎浩史院長に
「多様性」をテーマにお話を伺いました。
多様性が問われる時代、いろんなものを受け入れる、
これはお産でも同じことがいえます。
常識のあるマイペースであれば大丈夫ということを
いつも健診ではお伝えしていますという山崎院長。
妊娠初期で不安が強いことといえば、
つわりと出血!
つわりで食べられないと、赤ちゃんが育たないのではないかと
心配する妊婦さんもいますが
赤ちゃんは絶対に育つことを信じてください。
つわりでお母さんがほとんど何を食べられていない、
バランスがとれていないとしても大丈夫。
お母さんがちゃんと生きている、動けている、生活できているのであれば、
赤ちゃんに問題はないと考えます。
そして、出血ですが、
妊娠して出血することは、現象としてあることです。
もちろん不安が大きく心配な場合は、病院で見てもらってください。
さらにすすんで、お腹が大きくなる妊娠5か月ごろから
よくあるお悩みが腰痛です。
腰痛の治療法は「腰が痛いことをしない」
無理をせず、ゆっくりすること!
なかなか出来ないという方もいらっしゃるとおもいますが
無理すると痛みが続きます。
まわりの協力も遠慮なく仰ぎたいですね
おなかのハリを心配される方も多いですが、ハリはお産に必要なことです。
検診などで、いつもおなかが張っているというお悩みに対しては、
できるだけ大丈夫だと言ってあげたいと思っています。と
ただ、今日、ハリ始めたという方は、ひょっとして陣痛かも?と
逆に注視されるそうです。
たくさんの出産に立ち会っている山﨑先生から優しい言葉がたくさん聞けました。
お産も多様性、「こうあるべき」というルールに
左右されすぎないことが大切なんですね。
もちろん心配になったら1人で悩まず、
必ず専門家の先生に相談してくださいね。