松本裕見子のDearWoman


123回目は、
広島中央通りこどもクリニック 田原昌博院長に
「はしか風疹混合ワクチン」についてお話を伺いました。
はしかや風疹は、残念ながら現在でもこれといった治療法がなく、
ワクチン接種が唯一の予防手段といわれています。
それにもかかわらず、今、世界的にはしかや風疹を含む
ワクチン接種率の低下傾向がみられるようになり、問題となっています。

接種率が低下した原因として
コロナ蔓延期に病院への受診控えが加速したことや
ワクチン全般に対する不安が言われていますが、
こうしたワクチンの接種率が低下したことで、抗体を持つ人数も減ってしまい、
2022年に入り、アフリカや東地中海地域を中心に
大規模なはしかのアウトブレイクの発生が報告され、
世界的には症例報告数が増加してきているそうです。
今年4月には大都会のニューヨーク市でも、
はしかの流行に対しての非常事態宣言が出されるまでに至っています。

世界的にもこれは大きな問題です
はしかは、麻疹ウイルスによる感染症で、空気、飛沫、接触により感染し、
感染力が極めて強く、手洗いやマスクの装着だけでは防げません。
ウイルス性脳炎や肺炎などの合併症による重症化に注意が必要です。
特に免疫が不十分な妊娠20週以前の妊婦が感染すると、
難聴や白内障、先天性心疾患などの先天性風疹症候群と呼ばれる症状を持った子供が
出生する可能性が高くなります。

本人だけでなく、配偶者やパートナー、家族を含む多くの人が接種することで、
重症化のリスクの高い子供を守ることにも繋がりますと田原先生。
世界的流行の兆しがある今
成人でも抗体が充分でない年代がありますので
その年代にあたる方は抗体チェックをしてみるといいかもしれませんね。






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