松本裕見子のDearWoman

移植医療について


124回目も
広島中央通りこどもクリニック
田原昌博院長にお話を伺いました。
田原先生は移植医療をテーマにした
小説「たすき」を執筆されるなど、
移植医療の普及に尽力されています。

臓器移植とは、移植をすることでしか
回復が見込めない患者に他の人の臓器を移植し、
健康を回復させる医療で、対象となる臓器は、
肺、心臓、肝臓、膵臓、腎臓、小腸などです。

臓器を提供する側は
①脳死後の臓器提供
②心臓が停止した死後の臓器提供
③健康な人からの臓器提供(生体移植)の
いずれかの提供となり
この臓器提供には本人の書面による意思表示に加え、
家族の承諾が必要とされています。

本人がYESをしていても家族がNOであったり、
本人がNOとしている場合には臓器提供はされません。
しかし本人の意思が不明や
臓器提供拒否の意思がない場合、
家族が提供に承諾すれば臓器提供はできることになります。

臓器移植において誰もが選択することのできる権利は
臓器を
「提供してもいい権利」
「提供したくない権利」
臓器提供を
「受けたい権利」
「受けない権利」
どの考え方も自由に選択することができ、
かつ尊重されるべきものですが、
2022年の統計では
日本の移植を待つ登録患者数は、
約15000人に対して、臓器提供件数は108人
人口100万人に対する臓器提供件数は、
アメリカが41.6件であるのに対し、
日本は0.62件と桁違いに少ない状況です。

こうした現状を知って頂き、
移植医療について少しでも興味を持っていただけると
うれしいですと田原先生。
もしも臓器移植に関わることになった時、
自分だったらどうするかどうしたいか、
家族や周りの人へ意思表示しておくことが
移植医療を一歩先に進めるのかもしれませんね。






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