松本裕見子のDearWoman

「妊産婦死亡」について


159回目も
広島中央通り 香月産婦人科 信実孝洋院長です。
「妊産婦死亡」について伺いました。
妊産婦死亡とは、妊娠中から産後42日、6週未満の妊婦、
妊娠に関係する病気、それによって亡くなった場合のことを
いうそうです。

2021年日本の妊産婦死亡数は21人
1925年は死亡数6309人でしたから、ずいぶん減っている背景には
医療施設での分娩が増えたことがあるといえるでしょう。

日本の妊産婦死亡の主な原因は出血です。
子宮型羊水塞栓症、子宮破裂、胎盤早期剥雕、
子宮が緩くなることによる弛緩出血、癒着などで、
出血がとても多くなることが原因の場合が
1番多く、次に頭蓋内出血、梗塞、
これは主に妊娠高血圧症候群に由来したものです。
他にも心臓に負担がかかる心肺停止型羊水塞栓症、
大動脈解離、周産心筋症で亡くなる方もいます。

感染症では、劇症型A群溶連菌感染
急性発症する妊産婦死亡は
どこでも起こりえると言われ、高齢など
リスクの高い妊婦だけでなく
一般のローリスク妊婦にも起こります。

少しでもこうした妊産婦死亡を減らそうと
麻酔科、救命科も一緒になってつくられた
母体救命システムトレーニングである J-MELSが作られました。

日本の産婦人科医は常にトレーニングをし、
妊婦、赤ちゃんの安全のために日々努力をしていらっしゃいます。
が、しかし近年気になるのが
「自殺による妊産婦死亡」だと信実院長はおっしゃいます。
望まない妊娠、パートナーとの関係、子育ての不安、体調の変化など
悩みを1人で抱えてしまうのは危険です。

ぜひ、かかりつけの婦人科や
広島県 性と健康の相談センターなど
行政のサービスもありますから
今、つらい思いをしている人がいたら
一歩踏み出してぜひ相談を!お願いします。






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