松本裕見子のDearWoman

妊産婦のメンタルヘルスケア


161回目は、
産科・婦人科 藤東クリニック 藤東猶也副院長です。
「妊産婦のメンタルヘルスケア」について伺います。
妊娠中は気分の変調が起きやすい時期、マタニティーブルーも有名ですよね。
産後も、妊産婦の自殺の多くは産後うつが原因であることも分かっています。
もともと女性は精神状態に影響を与える女性ホルモンの変動から
男性の2倍、うつになりやすいと言われ、
思春期、妊娠期、産後、そして女性ホルモンが急激に減少する更年期に
リスクが高まるそうです。

まず、妊娠中のうつは、全妊婦さんの10%に見られます。
妊娠中の不安が大きかったり、未婚だったり、家庭や社会のサポートが少ない、
家庭内暴力、望まない妊娠などで発症のリスクが高まりますし、
早産や低出生体重児、お子さんの発育にも影響してきますので注意が必要です。

産後も10~15%前後にうつ病がみられると言われます。
そこで10年ほど前から
エジンバラ産後うつ病という質問票を使って、産後2週間健診と、
1カ月健診で実施し鬱の可能性を見つけるしくみもはじまりました。

リスクがあると分かったら、心療内科を受診し
専門医によるカウンセリングを受けたり、場合によっては投薬したり、
家庭環境や育児環境について、地域保健センターと連携をとって
指導していくそうです。
妊婦さんの身近にいる人が、妊婦さんの変化に気づいてあげることが
大切ですと藤東先生。

生後1カ月健診までは産科、その後は小児科へとなるわけですが、
そこで途切れてしまう流れも懸念されます。
支援が途切れないのように、自治体では
最近、産後ケアにも力を入れていますので、
かかりつけの産科医へ相談、行政のサービスを利用して
ひとりで抱え込まないようにしてくださいね。






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