間もなく、あの「8月6日」から72年を迎える、ここ広島ですが、
被爆者高齢化による記憶の風化や、平和意識の低下が懸念されています。
そんな中、デジタルアーカイブという手法で被爆証言を未来に繋ぐ高校生がいます。
ということで、今日の「ごぜん様通信」ゲストは、
『広島女学院高校 署名実行委員会』の
杉野 友菜さん、奥津 和奏さん、桧山 菜摘さんに、その活動を伺いました。
皆さんは、広島市と協力しながら中高生が主体となったボランティア活動
『核廃絶! ヒロシマ・中高生による署名キャンペーン』に参加していて、
この活動の一環として、首都大学東京の渡辺英徳研究室と共同で
2011年から『ヒロシマ・アーカイブ』という
被爆証言のデジタルマッピングに取り組んでいます。
どんな仕組みになっているか、まずは一見してみてください。
「ヒロシマ・アーカイブ」ここをクリック
生徒さん自身で取材対象者を選定して、
月に1度、学校に招く、或いは、ご自宅を訪問して、
インタビュアー、記録係、カメラマン、動画編集など、
ローテーションを組んでの取材活動。
辛い体験を伺うことへの葛藤はあるものの、
被爆者の方がたにとっては孫世代の彼女たちだからこそ、
お話してくれること、そして、お話してくれる方がいらっしゃるそうです。
想像を超える凄惨な体験から原爆自体の恐ろしさを学ぶことは勿論、
原爆投下前の日常生活、その後の復興に向けて頑張って来た話を伺い、
70年以上前の出来事を身近に感じられる機会になったそうです。
「戦争を知らない世代」が、「戦争を知らない世代」に対して、
これから、どんなことを語り継いで行くべきか?
改めて考えたいですね。
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