平成最大の豪雨災害と言われた、西日本豪雨災害から3年。
あの日以来、梅雨の雨に胸騒ぎがする方も、多いかもしれません。
県内の復旧事業は、6月末時点で97%完了した一方で、
今なお、対策が必要な危険箇所は、300カ所を超えています。復興・復旧は、道半ばです。
きょうは11時台に、元RCCラジオカーで、
三原市を中心に、パーソナリティとして活動する金田和恵さんをお迎えしました。
三原市の本郷南出身の金田さんは、
発災した2018年当時は、広島市にお住まいでした。
降り続く尋常ではない大雨に、実家は床上浸水し、ご両親は避難生活を余儀なくされました。
帰りたいと思っても、帰れない。豪雨により、道路は寸断され、交通機関もストップ。
気が気ではなかったと言います。
2018年に開局したばかりだった、コミュニティFM「FMみはら」では、
仲間たちが寝る間を惜しんで、物資の情報や道路情報などを伝えている。
何もできない自分が悔しかった金田さんは、1年後、地元に戻る決心をしました。
そして、地域防災リーダーの資格をとり、地域の人たちと話をして、
今も「FMみはら」で、地域に根差した情報を届けています。
毎日悩みながらのようですが、
とにかく今は自分が地域のために、何ができるのかを考える日々だと言います。
これからは、防災士の資格をとることも考えているとか。
地域を知ると、地元の人が好きになり、守りたくなる。
あの悔しかった思いを繰り返さないように、
金田さんは、三原市で、情報を発信し続けます。
広島で、また3年前のような豪雨が襲い掛かってくるかわかりません。
最小限で被害を食い止めるために、
3年前に感じた思いを、新たにする日にしたいですね。
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