2024年6月9日(日) 18:00~20:00
大正時代に四国巡礼したアメリカ人~スタール博士が遺したもの~
今から103年前の大正10年、四国巡礼の旅に出たアメリカ人がいました。
フレデリック・スタール シカゴ大学の教授で文化人類学者、地域に基づく文化や社会の仕組みを研究し、「人間とは」という普遍的なテーマに迫りました。
スタールは2月下旬に神戸から蒸気船で徳島に上陸し、その後高知、愛媛、香川へ。
約1か月に及ぶ旅の間、さまざまな出会いの中から、思いもしない「人間ドラマ」が・・
その様子はスタールが遺した日記と、母への手紙に克明に記されていました。
そのスタールを20年以上研究してきたのがモートン常慈さん。カナダ出身の四国遍路研究者です。
100年以上経った現代社会にこそ、スタールの業績とその意義に注目すべきと論文や講演会で訴え続けてきました。
突き動かす原動力は祖父のアルバートさん。第二次世界大戦中、シンガポールで日本軍に捕らえられ、強制労働させられていました。
明かされる、モートンさんの心の奥底・・
各県でのエピソード
★徳島県 平等寺に辿り着いたスタール、寺には当時の写真が!そこでわかったのは・・
★高知県 県境で走る緊張、「遍路狩り」の恐怖が・・
★愛媛県 地元民との間の誤解から苦行の旅に!その直後、世紀の発見をする!
★香川県 金刀比羅宮で、宝物とならんで大切に保管されていた『あるもの』にスタールは驚き感動!それはいったい・・
緒方ゆい【四国放送アナウンサー】
モートン常慈(もーとん じょうじ)さん【四国遍路研究者】
谷口真梁(たにぐち しんりょう)さん 【第二十二番札所 平等寺住職】