RCC ラジオ > 中四国ライブネット > 西日本豪雨から5年~改めて考える、災害への備え~

18:00~20:00

放送は終了しました

放送当日 スタジオの様子

広島県・岡山県を中心に、300人以上もの人が犠牲となった‟平成最悪の水害”西日本豪雨発生から5年。5年前のあの日、何が起きたのか。
また、災害の記憶を風化させないため、そして、これからの備えのために、今の私たちにできることは何なのか…2時間を通して、皆さんと一緒に考えていきます。

番組では以下の方に電話でお話を伺いました。

岡山県倉敷市真備町 小規模多機能ホーム「ぶどうの家 真備」を運営 津田由起子さん
・真備町では河川の堤防が決壊し、大きな被害に見舞われました。

愛媛県大洲市三善自治会 窪田亀一会長
・昔から水害に悩まされていたという三善地区ですが、西日本豪雨では「人的被害なし」。

また、西日本豪雨災害で、被災地や被災された方と向き合ってこられた、こくみん共済 coop の職員の3人にご出演いただきました。

黒石太樹さん(岡山推進本部 共済ショップ岡山店)
・5年前は香川県で勤務。
・当時は、共済金支払い調査のために、災害発生1週間後に倉敷市真備町入り

秋山優美香さん(広島推進本部 共済ショップ福山店)
・5年前は広島市で勤務。転勤2年目だったため、もともとの地域が想像できない中で、被災地入りして保障の説明などにあたった

用免美穂さん(広島推進本部 共済ショップ曙店)
・5年前は広島市で勤務。
・窓口業務や、かかってきた電話を受ける仕事で、当時は、被害状況を聞いて保障内容の案内などにあたった。

メールテーマは『あなたと防災、この5年』です。

西日本豪雨以降、新しく身に着けた防災対策や、家族で話し合ったこと、地域で始めた取り組みなど、この5年での、あなたの身の回りの防災に対する変化についてメッセージやエピソードを募集いたしました。
全国からたくさんご応募いただきましてありがとうございます。

(番組に寄せられたメッセージの一部)
  • 5年前、実家の田んぼが、被災した当時のままで、ジャングルになっています。単身赴任なので、なかなか対応できていません。ローリングストックと携帯ラジオには、気をつけています。携帯電話のバッテリーを早く揃えないと。
    (岡山県倉敷市)
  • 今晩は防災の大切な役立つ情報を得られています。自然災害はいつ発生するかわからないので、いつも心の準備をしています。5年前も今も変わりなく必要な物を交換したり増やしたりしております。
    (愛媛県松山市)
  • 5年前の災害の時から毎年地域では災害を想定した避難訓練をしてます。土のうを重ねたり、ハザードマップで避難経路を確認しながらどこに避難したらいいのかを確認してますし、水などが十分に備わっているかも確認しています。避難訓練をすることで地域の方との絆も凄く深まるし、こういった避難訓練をこれからも続けていこうと思います。
    (広島県廿日市市)
  • 災害が頻発していて怖いですね。5年で変わったことは、非難経路の確認と防災グッズの内容を新しくしました。携帯トイレやスリッパを加えました。ラジオもあるといいですね。
    (秋田県秋田市)
  • BSS山陰放送で拝聴しております。鳥取県米子市在中ですが出身は岡山です。西日本豪雨で同級生が亡くなったと知らせが入り、無力な自分に目の前の色が失くなった事を覚えています一人娘さんでした。数年がたち、私の子供が岡山の大学に入り真備の町を通ります。通らせていただいております。ただ車で通る限りではキレイな町並みだなと感じるかもしれません。が、私はインフラ関係の仕事をしており、岡山出身もあり、感じる事は多々あります。法面の草木の成長度合い、いまだに続く河川工事。『通らせていただきます』の気持ちで子供の元までいつも向かいます。まだまだ暑い日もあるかと思います。安全の為に日頃作業をされている現場の方もどうかご安全に。住まわれている方の安全作りをお願いいたします。
    (鳥取県米子市)
  • RSK山陽放送で聴いています。職場には真備町に住んでいる方が数人いて、5年前は職場のみんなで交代でボランティアに行きました。被災した中には同期もいたんですが、僕たちに心配を掛けない為か、大変なはずなのに ずっと笑顔なんですよね。2人になった時に「何かあったら何でも言って」と声を掛けると涙目になったことを今でも思い出します。しんどい時は無理せず、頼ってね。
    (岡山県倉敷市)
  • 小林アナウンサー、国崎さん、新木さん、スタッフのみなさん、こんばんは!
    西日本豪雨災害からもう5年が経ったのですね。地震に備えていても、豪雨であれだけの被害がおこるなんて災害が起こるまで正直全く予想もしていませんでした。友達の実家が、岡山の真備町にあったため、豪雨災害に遭い、1階が埋まってしまったと言ってました。
    幸い、実家のご家族は土砂降りに危機感を抱き、すぐに2階へ行き力合わせて乗り越えられたそうです。災害は、自分が体感しないと危機感を感じることがなかなか難しい中、自分も先日福岡で起こった豪雨に遭ってしまい、道は冠水陥没で通行止め、どの道も水害で埋まってしまい、あわや自宅に帰れなくなるかもしれなくなり、豪雨の恐怖を身をもって知りました。とにかくこれからも豪雨でどんなことが起こるのか、雨量が多いとどれだけ危険なことが起こるのか、これからもラジオを通し伝え続けてもらいたいと思います。
    もしもは、起こります。
    (福岡県福岡市)
  • こんばんは。音声を聞いて、メールせずにいられなくなりました。自治体、保健所の職員です。当時、天応の避難所などに行かせていただきました。そこで感じたのは、地域の力のすごさです。まだ災害が起こってすぐの段階から、地域の看護師さんや自治会の役員さんなどが、行動されていました。あそこの誰々さんはどうだとか、ご近所だからこそ分かる情報がたくさんありました。ふだんから、近所の方との交流の大切さを実感しました。でも、自動車がひっくり返って木に引っかかっていた、あの光景は忘れられません。少しずつですが、災害グッズをまとめています。
    (広島県呉市)
  • 私は消防士です。5年前の災害でも昼夜問わず現場活動をしました。あれから5年たちましたが、大雨への警戒は毎年のようにあります。たまにいらっしゃるのが、避難を促しても家にいると言い張る方。誰にも迷惑はかけんと言うのですが、現に私たちが危ない場所へ避難を呼びかけに来ていること。私たちが退散しても近所の方がまた呼びかけに来るかもしれない。自分以外の人を巻き込む可能性があるので、自分の身を守ることに加えて、他人を守る意味もあることを判断の材料としていただきたいです。
    (広島県広島市)

メッセージをお寄せいただいた方の中から、

こくみん共済 coop 提供の、「アルミブランケットや携帯トイレなどがセットになった、『ピットくん防災ポーチ』」を30名様に、

「手回し充電ラジオなど、防災に役立つグッズを集めた『RCCロゴ入り多機能ラジオと防災グッズつめ合わせ』」を3名様にプレゼントしました。

  • 小林 康秀
    RCCアナウンサー
  • 国崎 信江さん
    危機管理教育研究所代表
    危機管理アドバイザー
  • 新木 緑さん
    広島県坂町出身 フリーパーソナリティー
    元RCCラジオカーレポーター

supported by こくみん共済 coop <全労済>