マツダミュージックドライブ

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今週のMUSIC LIST

2016.05.14

♪踊ろよ、フィッシュ/山下達郎
♪ファイト・フォー・リバティー/ウーバーワールド 
(羽田幸三さん人生の一曲)

ドライブ日記

2016.05.14

♪エット、エットー!!!!今月22日まで開催!
【福山 鞆の浦:観光鯛網】

今日は、鞆の浦の春の風物詩『観光鯛網』へ行ってきました!
鞆の浦の鯛網は、江戸時代(徳川家光の時代)から380年以上も続く
伝統ある「しばり網漁法」というものです。
この漁法をとっているのは、全国でもここ福山だけだそう。

鞆の浦の市営渡船場から渡し船「平成いろは丸」に乗り、仙酔島へ。
港から、「鯛網」と書いてあるのぼり端にそって5分ほど歩くと、砂浜がみえてきます。

その砂浜の先には…
どーーん!鯛網漁船!!!

迫力があります〜!!

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出船の前には、アイヤ節とよばれる大漁節の披露や、乙姫さまの舞いなどの儀式が行われます。

この日は、200名以上のお客さんが手拍子をしたり、写真を撮ったりしていました。
出船前から大賑わいです。

***いざ、出船!!***

私が乗せてもらった親船2隻には、それぞれ15人くらいの漁師さんたちが。
この船には動力がないので、錨船(いかりぶね)とよばれる船に漁場まで引っ張ってもらいます。

後ろから乙姫様の乗った船も。
うつくしいです。

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↑観光客のみなさんは遊覧船から漁の様子を見ることができます。

***タイリョー、大漁!!***

漁場を見つけたら、船団長の合図で、それまでセットになって走っていた親船が離れ、
網を海に投げながらぐぐーっと弧を描くようにひろがっていきます。

網をおろしきったら、今度は網をひっぱりながら親船同士だんだんと距離を縮めていき、鯛の逃げ道を塞いでいきます。

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漁師さんたちは、
20分〜30分間ほど、大きな網を少しずつ少しずつ手繰り寄せていました。
とにかく力仕事です。額には汗が浮かんでいました。

そして網の目が再び海面に見え始めたころ…

おお〜〜!!桜色の鯛がたくさん獲れています!!
かなり活きがいいです!!

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そして、この観光鯛網の大きな魅力のひとつが、
獲れた魚をその場で買えるということ。

遊覧船がすぐに親船の横につけ、
お客さんたちが次々と船に乗り移ってきます。

そして、みるみる内に鯛が売れていく。
ぴちぴち飛び跳ねる鯛が、これまた飛ぶように売れていきます。

外国人のマダムたちも興味津々で見つめておられました。

さきほどまで怒号や掛け声で溢れていた親船は、あっという間に競り場に変わりました。

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***羽田幸三さん***

上の写真は、鞆の浦漁業協同組合組合長、そして鯛網船団長の羽田幸三さん。
20年ほど前まで、美術館の学芸員をされていたそうです。
中国美術にお詳しいとか!!

とっても優しく穏やかな方でした。
しかし、漁船に乗り込むと一変!!

網を引く漁師さんたちにマイクで指示をしながら、
時折「なにしとんじゃあーー!」と熱く叫ぶ羽田さんの姿に、
「観光」といいつつも「本気」を感じました。

船上は戦場であること。伝統を守り続けることの大切さ。
羽田さんの背中からも教えてもらいました。

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【福山 鞆の浦:観光鯛網】

♪エット、エットー!!!!今月22日まで開催!
【福山鞆の浦:観光鯛網】

●場所:福山市鞆町仙酔島 
●開催時間:月〜土:お昼1時30分〜/日:午前10時30分〜、お昼1時30分〜 1日2回
●所要時間:約1時間20分
●料金:高校生以上 2,800円 小・中学生1,400円 
※今年の開催期間は今月22日(日)まで。

雨天決行ですが、強風や悪天候の場合中止になることも。
詳しいお問い合わせは、
●電話084-926-2649 「公益社団法人 福山観光コンベンション協会」まで!
●駐車場:鞆港近辺パーキングをご利用ください。


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