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2016.11.05
2016.11.05
♪世界最古の庶民のための公立学校
【特別史跡 旧 閑谷学校】
ぐっと気温が下がってきました。
二十四節気ですと、この時期は霜降(そうこう)。
朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や山里では霜が降り始めるころ。
露が霜に変わるころだそうです。
こういった季節の言葉が好きで、いつも「ほぇ〜〜、なるほどたしかに」と思いながら見ています。
二十四節気をさらに細分化した七十二候も好きです。
ちなみに七十二候ですと今は…
長くなるのでやめます。
ようやく秋本番ですね!!(笑)
秋のドライブといえば…
やっぱり紅葉を見に行きたい!!
ということで車を走らせ広島市内から2時間半ほど。
お隣、岡山県までやって参りました!!
「特別史跡 旧 閑谷学校」です。
閑谷学校は、今からおよそ340年前の1670年に、当時の岡山藩主 池田光政によって創建された、岡山藩直営の庶民のための学校です。
紅葉をはじめ、季節を感じるスポットとして名高い場所。
取材に伺ったのは、10月31日でした。
敷地内にあるモミジはこんな感じ。
まだ、青い。
そして、閑谷学校は、講堂の隣に、2本の大きな櫂の木が植えられています。
樹齢は101年。
この櫂の木も紅葉スポットとして有名ですが…
まだ、青い。。
紅葉の見ごろはいつ?そして、閑谷学校について学びたい!!
ということで、顕彰保存会の塩見 一良さんにお話を伺いました。
まず閑谷学校について。
閑谷学校はおよそ340年前に建てられた庶民のための学校。
講堂は国宝です。
柱や屋根瓦に至るまで、創建当時の姿を今もとどめています。
普段は立ち入り禁止という講堂に 今回特別に入れていただきました。
とても、静か。そしてよく響きます。
そして、大きな釣鐘型の窓から聞こえてくるのは、鳥のさえずりや葉がさわさわとこすれる音。
この学びの場で 教科書を読み上げる声がこんな風に響き、そして時には自然の音が聞こえていたんだろうなあと感じました。
窓からは櫂の木も見えました。
紅葉で紅く染まる木が 床に映るさまもとってもキレイなんだそう。
そして、塩見さん、「屋根瓦」にも注目と教えてくれました。
赤や茶色っぽいもの、黒っぽいものがあって斑模様になっているのが特徴ですが、学校敷地内には10万枚が使用されています。
そして、この瓦、備前焼なんです。
なんと、340年前の建造当時に作られたものが未だに使われているそう。
当時の職人さん達の技術の高さを窺い知ることが出来ました。
自分の命よりも、自分の作ったもののほうが5倍も6倍も長い期間生き続けるって、
職人冥利に尽きる、というんでしょうか?
当時の職人さんたちは天国からどんな想いで見ているんだろう?
わしらの腕すごいじゃろ!と胸を張っているのかな、と塩見さんのお話しを聴きながら思いを馳せました。
閑谷学校。
紅葉スポットとして有名ですが、秋だけじゃなくて、
春は 400本の椿がトンネルのようになり、サクラ、そして櫂の木(2本とも雌木)も花を咲かせるそうです。
春夏秋冬 それぞれの季節に足を運び、
同じ場所から写真を撮って比べてみるのもステキだなあ、と想像が膨らみました(*^^*)
【特別史跡 旧 閑谷学校】
♪世界最古の庶民のための公立学校
●住所:岡山県備前市閑谷784
⇒広島市内から山陽自動車道を利用し、和気ICを降ります。そこから去年開通したという広域農道を通って、約10分で到着。広島市内から約2時間半。
●開門時間:午前9時〜午後5時
●料金:大人400円、小中学生100円
(11月6日までは夜間ライトアップ期間で、この料金のまま入れるそうです)
●専用駐車場:約500台
●詳しくは、電話:0869−67−9900まで
※閑谷学校のHPで、紅葉の色づきを確認することが出来ます。チェックしてみてください。
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