マツダミュージックドライブ

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2017.04.29

Don’t Stop Believin’/Journey
眠れぬ夜は君のせい/Misia
Love somebody/Rick Springfield
(「株式会社後藤商店」代表取締役:後藤茂行さん人生の1曲)

ドライブ日記

2017.04.29

お酢作りの歴史は100年以上!東城のお酢屋さん
【後藤商店】

こんにちは!

先週は庄原市東城町でお花見ドライブを楽しみましたが、
何かお土産を買って帰ろう!と思いついた私。

地元でとっても愛されているお酢やさんがあると聞き、行ってきました!

「後藤商店」です。

お酢を販売していると伺ったのですが、その看板は…

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建材、塗料、セメント、保険特約…
実にさまざまなよう。

どういうことかしら、ということで、代表取締役の後藤茂行さんにお話をうかがいました。

とってもにこやかで気さくな対応をしてくださいました。

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社長のお話では、
後藤商店は、もともとはお酢を販売する会社ではなかったとのこと。

後藤家の家系図を一番古くまでさかのぼると、なんと
飛鳥時代に辿り着くんだそうです。
聖徳太子や小野妹子のころです。ひえー。

そのころは神社だったということでしたが、
そこから材木や下駄、石炭販売など、時代に合わせて商品を変え、
お酢の醸造を始めたのは明治時代だそうです。

現在18代目。
お酢だけでも100年以上の歴史があるんですね。

そんな後藤の赤酢は、酸度はありつつ鼻につんとこない、香りがあるというのが特徴。
東城のミネラル豊富な「水」の力もすごく大きいということでした。

さて、その赤酢の販売所はまた別の場所にあるそうで、今度はそちらへ車を走らせます。

到着。
歴史を感じる外観で、入口の紫色の暖簾に「酢」という文字が印象的でした。

お邪魔します〜

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お香の香りが漂います。
賞状もたくさん。
一番左には、「大隈重信」の文字。
この1枚から当時の光景を想像すると、ずしっと重みを感じるような気がします。

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商品は、ゴトウの赤須のほかにも、
梅酢、りんご酢、ゆずポン酢など。
季節によってラインナップも変わります。
どれもお上品なたたずまい。

そして気になったのは、赤酢とともにおいてあった
コチラの瓶たち。

クランベリーやキウイなどが入っています。

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これ、フルーツビネガーだそうです。果実酢です。

好きなフルーツ、氷砂糖、ゴトウの赤酢を、
1:1:1の割合で瓶に入れ、1週間以上漬け込みます。
飲む時は、水や牛乳、炭酸で割って。とのこと。

おいしそう〜〜!話題ですよね!フルーツビネガー!

教えてくださったのは、後藤社長のお兄さん夫妻。
ここで、お酢の販売、そして杜氏をされています。

赤酢、うめ酢、ゆずぽん酢とたくさんお土産買って帰っちゃった私ですが、

家に帰って早速!!

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作っちゃいました!
フルーツビネガー!!

赤酢自体に本当にツーンとする香りも少ないこともあり、
フルーツの甘さに加え ちょうど良い酸味です。
お勧めです!!

何より自分で漬けると愛着がわきますよね〜〜(*^^*)


お兄さんご夫妻は、
「後藤商店にとって赤酢は基本中の基本。
基本があるからこそ、リンゴ酢や梅酢などの応用がつくれる。
伝統を受け継ぐことについては、
後藤商店というトンネルの中に自分がいて、
その出口を誰かにつないでいくという感覚で日々のお酢作りをしています。」
と仰っていました。


長く地元に愛される美味しいお酢を通して、
後藤社長のお話も含めて、
伝統や歴史を引き継いでいくことへの思いや責任感を感じました。


【後藤商店】

お酢作りの歴史は100年以上!東城のお酢屋さん

●住所:庄原市東城町東城73
 ⇒広島市内から中国自動車道をのぼり、東城ICを降ります。県道23号線沿いに、後藤酢が購入できる「後藤商店」があります。広島市内からは約2時間で到着です。
●営業時間:朝10時〜午後7時
●定休日:土、日、祝日
●詳しくは、電話:08477-2-0070


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