街を歩いていると、キンモクセイの香りが漂うようになりました。
この季節が大好きです。
今日は、
『広島市江波山気象館』にドライブしました。
江波山公園のなかにあります。
小中学生の校外学習で利用されることも多く、多い日には1日17校が見学にくることもあるんだとか。
昭和9年に建築された建物は、レトロモダンな雰囲気でオシャレです。
元々は、広島地方気象台として昭和62年まで使われていて、
広島の気象についての観測や予報などを行っていました。
気象台の移転に伴い平成4年に開館したのが江波山気象館。
天気や自然のことについて、体験しながら学べる施設です。
案内していただいたのは、主幹学芸員で気象予報士の脇阪伯史さん。
「体験型の」江波山気象館ということで、
まずは、風のコーナー 突風カプセルに。
風速5m~20mまでを体感できます。
スイッチを押すと…
風速20m、もう息がしづらいです。
続いて、雲のコーナー タイフーンボックス。
雲ができる過程を、装置の中で体験できます。
スイッチオーン!!
雲の流れや台風の目などを間近で見ることができました。
空からみているってことですね。まるで神。
他にも、雷が起きるまでの仕組みを解説した装置や、
鏡のコーナーなど、楽しく学べる装置がたくさんありました。
こんな風に気象について様々なことを体験し学べる江波山気象館ですが、
1945年8月6日の資料を展示した部屋もあります。
その部屋の壁には赤い印がいくつかつけられていて、ガラス片が刺さったままになっています。
当時ここで勤務されていた方は、強烈な光を感じたとき、とっさに机の下に隠れ、
衝撃が起こるまでの秒数を数えたそう。
そこからはじき出された風速は、秒速700mだったということです。マッハ2くらい。
さきほど体感した風速20mは、息苦しいほどの強さでした。
改めて ほんの少しではありますが、実感をもって原爆の恐ろしさを感じます。
建物からは昭和のレトロな香りを感じ、
気象の仕組みを体感しながら学び、
広島や平和について考える。
江波山気象館。
ここ広島の地で多くのことを伝えるとても貴重な存在だと思いました。
♪大人から子どもまで、カップルで家族で満喫!
広島市江波山気象館
住所:広島県広島市中区江波南1-40-1 ⇒広島市中心部から、広電江波線に沿って国道183号線を南に進み、 江波トンネル手前を左折。江波山公園内。 無料駐車場:約20台分 開館時間:9時~午後5時 入場料金:大人100円、高校生・シニア50円、中学生以下無料 休館日:毎週(月) 詳しくは:電話 082-231-0177 |
ミュージックリスト
♪Sunshine Of Your love / Cream
♪雨のち晴レルヤ/ゆず
♪サムデイ/佐野元春
(広島市立江波山気象館 脇阪伯史さんの人生の一曲)
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