広島民話図書館

「鬼の面」

年の瀬。
おじいさんとおばあさんは、年越しの準備をするお金が無く、
おばあさんが作った藤布を、おじいさんが売りに行きます。
そこで出会った、別のおじいさんが売っていた鬼の面と、
藤布を交換して・・・
思いもよらない出来事が起こります。


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庄原市口和町で採録された話で、
庄原や三次といった土地が出てきました。
庄原から三次へ歩く・・・今なら「ひょえー!」っとなる話。
車でサッと行けてしまう今とはわけが違います。
これ一つをとっても、昔の人たちが、一つ一つの仕事を
いかに苦労しながらやってきたか垣間見える気がします。

ところで、話の後半は、
「田の久」を思い起こさせるような要素もあり、
「肉付きの面」という、姑が鬼の面をつけて嫁をおどす話も
連想させるような展開です。

驚いたり、笑ったりしながら
この時期に語られていたのでしょうね。



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