広島民話図書館

11月に入り年賀状の販売がスタートして
2018年の干支、犬のデザインをよく見かけるようになった、という事でこんな民話を選んでみました。

「犬」が干支に入っているのになんで「猫」は入っていないの?
これにまつわるお話は聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

  ある時、神様が動物たちに
  「元日に私のところに来なさい。来た順番に干支を決めるから」と言いました。
  ところが、いつ神様のところに行けばいいか忘れてしまった猫が
  ねずみに「いつだったっけ?」と聞きます。
  するとねずみはライバルを減らしたいので「1月2日だよ」と嘘を教えます。
  歩くのが遅い牛は早くから出発していましたが
  ねずみは牛の背中に乗っており、元日に門が開いた瞬間
  牛の背中から飛び降りて一番乗り。
  ねずみ、牛、寅・・・の順番に干支が決まっていきます。
  2日にやってきた猫は遅れを取ってしまい、干支に入れず
  それを恨んだ猫は今でもねずみを追いかけているのです。

というお話。
今回の民話は、猫ではなく十二支に「鶴」と「狐」が入ってないわけ。
庄原市西城町のおじいちゃんが語っていました。

子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥
この十二支の中に、鶴と狐が神様にお願いして
どうやって入っていこうとするのでしょうか。
とてもよくできたお話だなぁと感心してしまいました。

音声を聞かれた方はぜひ大まかなあらすじを覚えてみて、
周りの人に話してみてください!
頭の体操にもなりますよ(笑)


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【あやのひとくちメモ】

「干支の仇は鶴が打つ」とは・・・

「江戸の仇は長崎で打つ」
江戸で受けた恨みを遠く離れた長崎で果たすこと。
意外なところで過去の仕返しをすること。
このことわざを言い換えたものです。



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