広島民話図書館

「大工万造」後編

【前回の振り返り】
備後の大工万造が出雲大社で縁結び祈願をすると
「飛騨の神徳寺の娘が女房になるだろう」と言われます。
飛騨へはるばる赴きその寺に行きましたが、そこにいたのは3歳の娘。
しかもその娘の額にけがをさせてしまいました。
逃げるように帰路に就いた万造は、困っていた鶴を助けます。
すると鶴はそのお礼に、動物の話声が聞こえる
耳通(みみつう)という玉をくれました。
京都まで戻った万造は、カラスの話声を聞いたことで
無くなったと大騒ぎになっていた清水寺の宝物を、
いとも簡単に見つけてしまいます。

さて、後半では、万造にさらに思いがけない出来事が起こります。


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動物の話声を聞くことができる耳通、
持っていたら楽しいでしょうね。
物をなくしたときにもどれだけ助かることか・・・

前回、このページで「大工万造」について
庄原市口和町の男性が、おじいさんから聴いて覚えた
民話のうちのひとつだ、ということを書きました。

昔からある「産神問答」や「聴き耳頭巾」といった
話の要素が盛り込まれた「大工万造」。
おじいさんが、自分で作った話なのか
誰かから聴いてそれを孫に語ったのかはわかりませんが
想像力豊かに話を膨らませて
聴く人を楽しませるのが上手だったんでしょうね。



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