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今週の曲

♪メロディ・フェア/ビージーズ
♪フィルム/星野源
♪チェリー/スピッツ
♪あなたに会えてよかった/小泉今日子
♪愛が一層メロウ/離婚伝説
♪土曜の夜はパラダイス/EPO
♪遠く遠く/槇原敬之

ナチュラリスト文化部

本や音楽、料理にファッション、
あらゆる必要ムダを味わいながら楽しむコーナー。
西区横川のイリガン珈琲店・店主 名切弥月さんに
「ナチュラリスト的春の推薦本フェア」として、
本をご紹介いただきました。

神足裕司の今月はこれだ!

毎月最終週に1度 
日本の人気コラムニスト、コータリンこと神足裕司さんに
この番組のために、コラムを書いてもらっています。
今月は・・・「 自分にとって大切な一冊 」

GET THE VICTORY! サンフレッチェ ダイアリー

リーグVを目指すサンフレッチェ広島と
サンフレッチェ広島レジーナを応援するコーナー!
レポーター掛本智子さんがチームの魅力を解説してくれます!!

<<ナチュBIG結果>>
WEリーグ第12節
24日(日)午後2時~ vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
                      @味の素フィールド西が丘
レジーナ 1-2 ベレーザ  得点者:上野真実
得点予想:岡 4-2 掛本 1-0

<<ナチュBIG>>
30日(土)午後1時~ vs ガンバ大阪 @エディオンピースウイング広島
得点予想:岡 4-0 掛本 2-0

<<そのほかの試合日程>>
31日(日)午後2時~ vs ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
                    @エディオンピースウイング広島  

予想が的中した方の中から抽選で1名に、
にしき堂から豪華「お菓子の詰め合わせ」をプレゼント!

ラジオカーレポート

●『春の訪れ!亀居城まつり』
レポーター:小野佑子さん
中継先:大竹市小方 亀居公園
出演:なかがわさん

●『ドラマで話題!バイカオウレンが見頃です』
レポーター:福山早紀さん
中継先:廿日市市大野矢草 おおの自然観察の森
出演:花見堂英延さん

柳田理科雄先生の空想科学ラジオ読本デラックス

今週のテーマは・・・「 ギャンブル依存症 」を科学!

つどいのひろば

みんなが集まってお喋りしたり、お話を聞く多目的ルームのような場所。
テーマ:ナチュラリスト的春の推薦本フェア
ゲスト:ひとり出版社「夏葉社」 島田潤一郎さん



なかなか一冊に決められないのが本音だけど、
ボクの部屋の本棚の大切コーナーにある一冊に手を伸ばした。

最初にこれを手に取ったんだからやっぱりこれにしよう

辺見庸 著 『もの食う人びと』

人間食べていかなければ生きていけない。
色々な普段は行かないようなところの
それも現地の人が食べている食事を食べる。
ダッカで残飯を食べたり、チェルノブイリで放射能汚染食品を食べたり。

金属探知機みたいな 放射能を図る棒を衣服に当てて
緑が点灯すれば入れる 原発職員用の食堂で
ローストチキンや林檎ジュースなどの配給を待って食べる。
「放射能?全く問題ないんですよ
この野菜とかはキエフから来てる。30キロ離れてる」
「建物だって大丈夫、3ヶ月もかけて除染したのよ」
大丈夫だと言い張る絶対汚染されている食品を食べてみる。
そこの人たちはそれを食べているのだ。

「魚食う心優しい男たち」を例に挙げてみよう。
クロアチアではユーゴ紛争の暗い話ばかり
つい3日前にもセルビアがザダル付近を奉迎したばかりだ。
そんな中、
「日本のように焼き魚をしょっちゅう食べているみたいなところがあって」
という情報を得てその村にいって魚を食べる話。
爆撃が続く中で漁には出ているそうで船乗りと出会う。
ワインといちじくでもてなしてくれ、ベランダはベコニアで彩られ、、、と、
珍しく穏やかな風景が読んでいて目に広がるが
「この島だって平和じゃないのよ」と。その悲惨さの話を聞く。
「焼き魚どころじゃないなあ」と作者は思うのだが
そこにいた人たちの心優しさが紛争の悲惨さと対比され
思い出される章である。

焼き魚をむしゃむしゃ食べる白人を見て
民族の差なんて大したことないって思えたと辺見さんもおっしゃる。

究極は、残留日本兵が食べてきたものや、
言葉ではなかなか表せないものをその地で食べてきた人もいる。

人は食べる事もないようなものを 食べなければいけない事もある世界の中。
地球の片隅では 思っても見ないものを食べている事もある。
が、奇食に見えてしかし、奇食など世界にひとつもない。
それを食べる十分な理由と 食うことと食えないことに関わる
知られざるドラマを持っていると。

今ボクたちが口にしている食べ物。口にしなければいずれ人は衰退していく。
食べるものを選べる自由を持ったボクは、
この本の背表紙をみるたびに色々な悩みもちっぽけに見えてしまう。



きょうは「ナチュラリスト的春の推薦本フェア」と題しまして、
みなさんにとって、何度でも読み返したくなる1冊をご紹介していただきました。
まずご紹介いただいたのは、イリガン珈琲の店主、名切弥月さんでした。



ご紹介いただいたのは、魯山人の料理王国 / 北大路魯山人
言葉で語られると、うんちくって辟易したりするものですが、
文章で綴られるとすっと入ってきたりするもの…。不思議ですね。


8時台神足裕司さんがご紹介いただいたのは、
もの食う人びと / 辺見庸、
読書家でいらっしゃる神足さんの本棚が見えてくるような、
さすがの一冊でしたね。


掛本智子さんの1冊、木藤亜也さんの1リットルの涙、
なかなかレポーターとしての道が開けない中、
背中を押されたような気持ちになったとのこと。
今回は、ドラマも改めて鑑賞し、臨んでくれました!

注・お顔はまだ仕上がってないとのことで、今日はNGでした。


9時台ジュンク堂書店広島駅前店の店長、三浦明子さんは、
板羽皆さんのサムライカアサンをセレクト。
疲れていても、関西のユーモアを忘れない。
そんなことを思い起こさせる一冊です。


そして、10時台「つどいのひろば」にご登場いただいた、
ひとり出版社、夏葉社の代表、
島田潤一郎さんの選んだ一冊は、サピエンス全史。
人類繁栄の歴史をまとめた大著ですが、
自分がしんどい時に、大局的なことを考える。
そういった時に本は最適ですよね。

そのほか、ナチュラリストになじみの深い方々にも、
メッセージで、ご自身の読み返したくなる一冊をご紹介いただきました。

☆サルトリパーロ、仕立て屋タッキーさん
  → 火の鳥 / 手塚治虫
☆株式会社レスコCEO、藤川佳應さん
  → 鬼平犯科帳 / 池波正太郎
☆空想科学研究所・柳田理科雄さん
  → 吾輩は猫である / 夏目漱石
☆パーソナリティ・岡佳奈さん
  → 放浪記 / 林芙美子
☆番組ディレクター・村山太一
  → 日本の作文技術 / 本多勝一

みなさんの参考になれば幸いです。
年度初め、ステキな本の出会いがありますように。



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