今日は、寒い今の時期にもピッタリの、編み物のお話。
編み物作家、HOLY'Sの保里尚美さんにお越しいただきました。
最近の編み物界の事情、そもそも編み物ってどんなもの?
と言ったお話を伺いました。
編み物を歴史的な視点からたどると・・・
織物よりも編み物の方が先に生まれたとされています。
最も古い編み物の情報は、紀元前のエジプト、シリアの辺り、
日本でいう弥生時代の頃の話。当時から羊毛を使っていたとか。
ただ、縄文時代にも、麻や樹皮といった織物的なものは存在した…
ん?編み物の方が織物よりもあと?
なんだか歴史のすり合わせが必要な世界ですね。
日本に編み物が入ってきたのは、安土桃山時代の南蛮貿易から。
現存する日本最古の編み物は、水戸光圀公の綿とシルクの靴下、だそうです。
江戸時代末期になると、編み物は奉公に出ていた武士の内職に。
砲弾などを扱う軍手のようなものを編んでいたとか。
一般的に広がったのは、明治以降、宣教師が上流階級の令嬢の教育に
編み物を取り入れたことがきっかけになったそうです。
さて、保里さんは書籍『働くセーター』を出版されています。
この「働くセーター」のイベントが開催中!
■「働くセーター」フェア
広島 蔦屋書店の2号館1F マガジンストリート
「働くセーター」写真展も開催中。
こちらは広島 蔦屋書店の1号館2Fスラットウォールで。
『働くセーター』の写真を撮った、写真家の吉森慎之介さんの写真を展示。
フェアは3月1日(水)まで行われます。
今日開催「なぜ、本を作るのか?」トークイベント
午後7時から、保里さんのInstagramでもライブ配信される予定です。
保里さんのお話、
編み物の世界にどっぷりつかってしまいたくなりますね。