今週のハイライト

西区横川にあります、自家焙煎珈琲とカレーのお店「イリガン珈琲」の店主、名切弥月さんが登場。
今回は、「ブレンドってなあに?」というお話でした。

そういえば、イリガン珈琲にはブレンドコーヒーは普段ありません。
なんだかブレンドを飲むのは、老舗のコーヒー屋さんのイメージですよね。
ブレンドとは、つまりコーヒー豆の混合のこと。
戦後間もないころ、日本には品質のいい豆は入ってこなかったので、
この豆の香りとこの豆の味を足して…と、
豆の品質をブレンドすることでフォローしあっていたんですね。

ところが、日本でも品質の良い豆が入ってくるようになった今は、
ブレンドをする必要がなく、豆単体の味を楽しんでもらう方がよいわけです。
ブレンドということは、それぞれの個性を丸くしてしまうことにもなる。
なので、イリガンは個性を楽しんでほしいからブレンドを作っていなかったのです。

ところが、この12月イリガンはブレンドにチャレンジをすることになりました。
クリスマスケーキに合うというような、
シチュエーションに合わせたコーヒーを作ろうとされています。
なんだかコーヒーも、ワインのようですね!
こういった味がほしい!という希望から、
ブレンドを考えるきっかけになるかもしれません。
もしアイデアがあれば、弥月さんにこっそり伝えてみると良い事あるかもしれません。

12月9日(土)にイリガン珈琲でライヴあります。
出演:小田晃生(おだ・こうせい)/岡原慎(ルーペズ)/月曜日のユカ

よろしくお願いします!



今日の文化部は、編み物のお話。
ニット作家の保里尚美さんにお越しいただきました。

保里さんは先月、文化出版局から、アランニットの編み方をまとめた
『一生ものアラン』を刊行されました。
アランニットは、いわゆる模様編みのニットのこと。
発祥はアイルランドで、そもそもは、いわゆる海の男たちのための
セーターだったそうです。暖かいのも納得ですね!
模様にもそれぞれに意味があるそうです。

本のタイトルにもある「一生もの」には、
一文字さんにまつわるある思いが込められていること、
お話しいただきました。

保里さんの出版されたニットの本、
『働くセーター』と今回の『一生ものアラン』は共に、
モデルを広島で働くクリエイターやショップの方々が務めています。

また、『一生ものアラン』に合わせてモデルの皆さんの
エピソードも収録した『わたしの一生もの』という副読本も作られたそう。

今回、本の刊行を記念して、いろいろな場所で
トークショー&ワークショップをされています。

これから寒くなる時期、アランニットの魅力に触れてみては?



毎月第二週目のナチュラリスト文化部は、
ジュンク堂書店 広島駅前店 店長 みうらさんのジャケ買い!

今週は、「泣ける本・きゅんとする本」を
テーマに選んでいただきました!

◎今月のジャケ買い
・<きもち>はなにをしているの?/ティナ・オジェヴィッツ・文
 アレクサンドラ・ザヨンツ・絵 森絵都・訳/河出書房新社
・会いたくて会いたくて/室井滋・作 長谷川義文・絵/小学館
・だいじなとどけもの/E・H・ミナリック・文 モーリス・センダック・絵
 まつおかきょうこ・訳/福音館書店

すべて絵本で、なんだかほっこりするような本ばかりでしたね!
皆さんも、ぜひ探してみてくださいね。



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