西区横川にあります、自家焙煎珈琲とカレーのお店
「イリガン珈琲店」の店主、名切弥月さんが登場。
今回は、「コーヒーのドリッパー」のお話でした。
ドリッパーは、円錐型と台形の2種類がメインだそうです。
注湯がコントロールしやすいのは、円錐型、
逆に台形は、底にお湯が溜まるので、安定した抽出ができるとか。
日本で有名なのは、円錐型はハリオ、台形はカリタというメーカーです。
ドリッパーの素材にも、樹脂や陶器、ガラスなどがありますが、
安価で扱いやすいのは樹脂、温度が保てるのは陶器。
ただ、正直ドリッパーでは大きく味は変わらないかな、とのこと。笑
初心者には、樹脂が扱いやすいようですよ。
イリガン珈琲店では、ペーパードリップではなく、
ネルドリップで抽出されています。
ただ、出展されたり、スタジオで淹れていただくときには、
ペーパードリップで、トーチというメーカーのものを使われています。
ネルドリップとペーパードリップでは、扱う時の手間の差以外にも、
同じ豆でも味に明確に違いが出るとか。
重厚さを味わいたいならネルドリップ、
逆に重たいのが好きじゃない方は、ペーパードリップがいいそうですよ。
ちなみに、ネルドリップのネルは、コーヒーのオイルが酸化して
嫌な臭いになってしまうので、乾くと使えないんです!驚き!
乾かないように、水の張ったタッパーに入れて冷蔵庫で保管したり、
ジップロックに入れて冷凍庫に保管したりするそう。
ご家庭では1年くらいもつかも、とのことでした。
イリガン珈琲店は、GWも定休日以外は通常営業です。
明日は、横川でふしぎ市も開催!ぜひ訪れてみてくださいね。
毎月第二週目のナチュラリスト文化部は、
ジュンク堂書店 広島駅前店 店長 みうらさんのジャケ買い!
今月末からのGW、
海外旅行とか行けたらいいなぁ…という願望も込めて、
「海外の風を感じる本」をテーマに選んでいただきました!
◎今月のジャケ買い
・旅するモヤモヤ相談室/木谷百花/世界思想社
・世界危険旅行 世界一美しい 死ぬかもしれない場所/
オフェリー・シャバロシュ、アルノー・グーマン/
日経ナショナル ジオグラフィック
・続・つかれたときに読む海外旅日記/五箇野人/小学館
今月は、岡さんが『世界危険旅行』をご友人にプレゼント用に購入、
そして、大橋Dが『旅するモヤモヤ相談室』を購入!
皆さんも一緒に、本から海外の風、感じてみませんか?
沖縄・南西諸島の島々で、
急速に軍事要塞化が進んでいることをご存知でしょうか。
現地を8年をかけて取材された映像作品『戦雲』、
監督の三上智恵さんにお話を伺いました。
―ドキュメンタリー映画『戦雲』ー
琉球、日本、アメリカ、中国。様々な権力に翻弄され続ける小さな島々。
太平洋戦争で悲惨な戦場となった沖縄の島々に
また自衛隊のミサイルが次々と運び込まれている。
「また私たちの島は戦争に使われるの?」
必死に抵抗する小さな島々の声を追う。
アメリカ軍の基地問題は報道されますが、
日本の軍事組織である自衛隊が島々に入ってきていること、
弾薬庫が作られていることは、伝えられません。
映画の中には、ニュースでは描かれない、島々の事実がありました。
三上監督が撮影に費やしたのは、1500時間。
島の人々の声が、生々しく響きます。
『戦雲』は、ただひたすら怖い映画ではなく、
島々の皆さんの、普通の生活も描かれています。
その、誰もが持っている何気ない生活が奪われる、恐ろしい話です。
映画に描かれていることは、作中の舞台である南西諸島だけの話ではなく、
日本全体の話と受け止め、知ってほしい、と三上監督は仰っていました。
『戦雲』は、西区横川の横川シネマで、公開中です。
26日までの上映が予定されています。ぜひ劇場へ。