今週のハイライト

「医療的ケア児」とは、日常生活を送るために
医療器具などが必要なお子さんを指します。
三次市在住の、医療的ケアが必要なお子さんがいらっしゃる
市井佳世子さんに、お話を伺いました。

市井さんのお子さん、11歳の次女さんは、
生後3か月で気管を切開し、以降は痰の吸引が定期的に必要です。
時には、30秒に一度、ということもあったそうです。
自由な時間を持つことも難しい、と想像できますよね。
看護師として働かれていた市井さんは、退職し、
常に次女さんと一緒にいる、という生活を送られていました。

令和3年には、「医療的ケア児支援法」が施行されています。
しかし、地域によって差があり、人口自体が少ない地域などは、
支援・サポートが足りず、お子さん本人やご家族に負担がかかっている、
という問題もあるそうです。

昨年4月、三次に「Childe Care こごみ」という施設ができました。
こごみは、医療的ケア児・重症心身障がい児の方を対象とした
デイサービス施設です。次女さんはこごみに通うようになり、
さらに市井さんは看護師として、こごみで働かれているそうです。
市井さん、そして次女さんは、
この施設ができて、生活が大きく変わったそうです。
他のお子さんのための時間を使えるようになり、
スーパーに行く時間も気にしなくてよくなった、と話されていました。

例え近所に住んでいる方でも、
医療的ケア児やそのご家族の実情は知らないことが多いそうです。
サポートの体制が整うこと、そのためにはたくさんの人に
医療的ケア児のことを知ってもらいたい、とお話しいただきました。

Childe Care こごみは、
通われているお子さんのことなどを発信されています。
Instagramなど、ぜひご覧くださいね。



ナチュラリスト文化部、毎月第2週目にお送りしている
ジュンク堂書店 広島駅前店 店長 みうらさんのジャケ買い!
今月3週目のご出演でした。

今月は、特別企画にちなんで
「逢いたくなる」や「手紙」をイメージして
本を選んでいただきました。

◎今月のジャケ買い
・銀座「四宝堂」文房具店/上田健次/小学館文庫
・てつおとよしえ/山本さほ/新潮社
・わたしに会いたい/西加奈子/集英社

今月は、岡さんが『てつおとよしえ』を購入!
ほかの2冊もとても気になっているようでしたね!
皆さんもぜひ、書店で手に取ってみてくださいね!



3月1日から横川シネマで公開される
映画「パドレ・プロジェクト~父の影を追って~」。
お笑い芸人「ぶらっくさむらい」として活動する日本人と
カメルーン人のハーフ武内剛さんが生き別れの父親を探す旅を
記録したセルフ・ドキュメンタリー映画なのですが、、、
今日はこの映画の紹介をきっかけにアメリカの詩人、
ロバートヘイデンの父親をテーマにした「冬の日曜日」という詩を紹介して
もらいました。そして、幼き頃に父親を亡くしたアーサーさんの思い出も。
アーサーさん自身が綴る詩の題材に父親が登場することも多いそうです。

3月1日には、横川シネマで武内剛さんとアーサーさんの
トークショーも映画の上映と合わせて企画されています。
みなさんも、「父親」を思い浮かべながら参加されてみませんか?



【映画「パドレ・プロジェクト」広島上映】
日程:2025年3月1日(土)~ 公開(上映開始は午後を予定)
場所:横川シネマ



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