今週のハイライト

今日は、広島中央特別支援学校の細川義之先生にお越しいただきました。
AIやスマホが進化することで、視覚障害者の皆さんの生活にも
変化が起こっているとか?

その一例として、細川先生が体験されたのが
大阪関西万博でのAIスーツケース!
行先を登録したら、その方向に動いて案内してくれるスーツケースで
万博会場内で実証実験をされています。
今は限られた範囲で、足りない部分も多いようですが、
今後どうなっていくのか注目ですね!

そして細川先生が普段から使っているのが、
ナチュラリストでも以前お話を伺ったことがある「あしらせ」!
小さな機器を足につけ、登録した行先まで機器が振動を通して
案内してくれる、というナビゲーションシステムです。
さらに目的地に着いたら、スマホアプリ「スイフトアイ」で撮影して
全体像を説明してもらい、入り口を探す、という風にされているそうです。
スイフトアイのスタジオを説明する音声、細かい描写がすごかったですね!

いろいろ活用して、外出を楽しんでいる、とのことでした!

そして細川先生からお知らせ!
広島県立広島中央特別支援学校でオープンスクールが開催されます。
対象は、幼稚部・小学部・中学部・高等部普通科・高等部理療科。
9月13日(土) 朝9時~正午までとなっています。

お問い合わせは、広島県立広島中央特別支援学校
視覚障害教育支援センター ☎082-229-4134 まで!



先日8月4日に、KADOKAWAより出版された
『ギプス』という本をご紹介。
広島在住、著者の片島麦子さんにお越しいただきました!

片島さんは、前作『未知夫さん』以来、二度目のご出演!
今作『ギプス』も、とても面白い!
ということで、作品についてお聞きしました。

タイトルの「ギプス」、片島さんご自身は、
がんじがらめになっていたものを「壊す」イメージでつけたそうですが、
傷を癒す・守るという意味で捉えた方もいらっしゃるそう。
単なる女性同士の友情、というよりは、
「うまくいかなかった」友情がテーマとなった作品です。

作中の「ふつう」という言葉の捉え方も気になるポイント。
片島さんは、「ふつう」という言葉には「ふつうじゃない」という
偏見のようなものが潜んでいる、と話されていました。
主人公の朔子も悩まされる「ふつう」。
共感する方も多いのではないでしょうか。

そして、「馬鹿」ではなく「莫迦」の表記を使われている、
片島さんなりのこだわりについても、改めてお聞きしました。
そこも気にしながら読んでみてほしいです!

『ギプス』はKADOKAWAから出版、
全国の書店で販売中です!ぜひご一読くださいね!



ジュンク堂書店 広島駅前店 アンバサダーの
みうらさんが今月も登場!
コーナー名が決まりました!
「ミウラのブックドロップ」です!

みうらさんが選んだ今月の1冊は
武田百合子著『富士日記』。
著者、武田百合子さんとその家族の日常が書かれた作品、
日記?と思ってしまうような独特の内容も魅力的ですよね。
読んだら、岡さん同様、日記をつけたくなるかも?

気になった方、ぜひ手に取ってみてくださいね!



TOP