今週のハイライト


先日参加した、茅を刈るイベントから、茅に興味津々の岡さん!
今日は、茅葺き職人、株式会社Earth Building代表の
沖元太一さんにお越しいただきました!

石巻市と広島を拠点に活動されている沖元さん。
最近のお仕事でいうと、大阪万博でパビリオンの茅も
水曜日までふいていらしたそうです!

「茅」は植物の名前ではなく、屋根にあげる植物を総称して「茅」と言い、
使われる植物には、地域性があるようです。
通気性がよく、断熱性もあり、環境負荷もかからない茅。
一度新しく葺いたら、10年、20年と長持ちなんです。

新しい茅はつやつやしていてまぶしいとか!
そのまぶしさは、照り返しで日に焼けるほど。
一軒家分の茅を葺くには、3~4000束、大型トラックで3~4台くらい必要。
近場でいうと、岡山の蒜山高原や島根の三瓶山、スキー場なども草原で、
茅の材料となっています。

茅葺き職人の方は、見習いの方も含めて、全国で200人くらい。
40代がいちばん多く、続いて30代、20代の方が多く、
他の伝統文化と比べて、若い世代が多い業界だそうです。
環境と結び付けたり、茅の新たな価値を見出したり、
興味を持つ方が増えているとか。

今日は、茅の活用方法の一つとして、
茅の穂先で作られた帽子をスタジオにお持ちいただきました!
こんな使い方があるなんて驚きですよね!



ハプニングとしては、傷んできて直す際、
中にいるカブトムシの幼虫や成虫に出会うことも…!
何十匹も出てくるとか!衝撃の事実…!

日本だけのものではなくオランダやデンマークでは2、30年前から、
年間2~3,000棟、新しい住宅が茅葺き屋根で作られているそう。
わざわざ輸入して作っていて、決して安いものではありませんが、
景観や環境を考えて、茅葺きが選ばれています。

お話を聞き足りない岡さんでした!
茅葺き、皆さんもぜひ注目してみてくださいね!



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